読書ってたぶん大事なんだろうな。
もちろん大事です。
本の中には、人生のヒントがたくさん書かれています。
優秀な人はそれを知っています。だから本を読むのです。
そして、本を読む作業は、発掘作業です。良い言葉を教訓を、自分のセンスで拾っていきます。
そこで手にしたものは、その後の人生でも胸の内で輝き続ける、宝石となるわけです。
心の中に輝きをたくさん持っている人は、豊かな人生を歩めることだろうと思います。
で。20代は、感受性が豊かなお年頃です。
どんな物でもスポンジのように吸収することが出来、読書における一冊一冊の価値が最も高い時期だと思います。
そういった中で、お勧めできる本は何があるんでしょうか。
今回は僕が選んだ、オススメの本をつらつらと上げていこうと思っています。
参考までに、読んで頂ければと思います。
目次
読書をする上でおすすめすること
とりあえず、毎日読むこと。
これが、至上命題です。
そうすれば、それが習慣となり、習慣となれば継続的に成長できます。
人生をより良くする手法で最も手っ取り早いのは何を隠そう習慣化です。
習慣化に最も大事なことは、楽しむことと、自分の成長を実感すること。
つまり大事なことは、
面白くてためになる本を読むことです。
まあそういったこともありまして、オススメの本を5つ紹介していこうと思います。
オススメの本1.星の王子さま
本当の読書を知りたいのなら、絶対読んでほしい一冊です。
一言でいえば、精神的な老いを嘆いた作品です。
童話的な内容にもかかわらず、世界中で売れ続けている理由は、何を隠そう
良い本だからですね。
小学生にも理解できる内容だからこそ、大人に読んでほしい一冊です。
語ることは何もない
この本について、語ることは何もないと思っています。
とにかく手に取って読んでみること。
考えるよりも感じることが重要になる一冊です。
オススメの本2.アルジャーノンに花束を
障碍者が天才になる手術を施されたら。
というテーマで描かれた作品です。
無償の愛について学ぶことが出来る作品で、勉強になる上に、涙が止まりません。た
めになる本というのはこういった本を言うんだなあ。
思わされますね。
日本人による日本人批判
日本は、まだまだ障碍者に対する差別意識が強いなと思います。
正直。障碍者に対する社会的な措置については、海外に後れを取っていると思います。
ただ、それでも大人になればいろんな人と手を取り合っていく必要があり、そういった中でこういった本を読むことは、すごく大事だなと思います。
大人になって薄れて生きがちである、道徳性を学ぶうえで、手に取ってほしい一冊です。
何が凄いかと言えば、
「障碍者」と「天才」。
僕たち凡人からかけ離れている両極端にいる人物を描いているのにも関わらず。大きく共感できることです。
自分事として、捉えることが出来るのはこの作者、相当な腕前だなあと思います。
(作者のダニエルキースは、24人のビリーミリガンの著者でもある)
知能は劣るが、やさしさにあふれた障碍者。
抜群の頭脳を持っているにもかかわらず、人に冷たくなる天才。
徐々にグラデーション的に代わっていく過程を有り余る文才で表現した世界的名作です。
オススメの本3.7つの習慣
凄い本となると、やっぱりこれは出てくるんじゃないかと思います。
7つの習慣。
歴史的な名著ですね。
1989年(30年前)に発売されて未だに売れ続けているんですから、とんでもない一冊です。
僕はかれこれ、3回ほど読んだんですが、読むたびに発見があります。
読むたびに思わされることは、人間の習性をまとめた人間図鑑だ。ということです。
動物図鑑には動物の習性が載っているように、この7つの習慣には人がどういった行動をして、その結果どういった結果を得ることが出来るのか明瞭に記されています。
人生は、船旅に例えられることがありますがそういった意味では、7つの習慣は航海図ですね。
読んで、そして、理解しておいて損はない一冊です。
そして、一回では理解できないほどに難しい本
繰り返し読むことで、理解力が増していくスルメ的名作です。
噛めば噛むほどにうまみが増してくるのです。
熟読することをお勧めします。
漫画版は出ているが効力としては微妙
ちなみに、漫画版が出ているのですが、効果性は微妙だなと思います。
やはり理解を深めるうえでは、本書を読んでもらいたいなと思います。
オススメの本4.人を動かす
デールカーネギーの一冊です。
これも、とりあえず読んどけよ。
という感じの本で大人の必須科目だと思います。
学生が5教科を習う様に社会人になれば、社会人としての生き方を学ばないといけません。
そういった意味で、社会の渡り方の一端をこの本では学ぶことが出来ます。
タイトルとは裏腹に
人を動かすと言えば、腹黒い感じが否めませんが、本書は誠実な一冊です。
僕は人を動かすというよりも、
人に好かれる。
というタイトルの方がしっくりきますね。
当たり前に気づかされる内容は、逆に新鮮に感じるのではないでしょうか。
ちなみに
読むうえでは、安心感が光りますね。
どんな本でも読んでいる間、
「この本、もっともらしいことを言っているけど本当にあっているんやろか。」
と思うかもしれません。が、本書はカーネギーの何十年にもわたる人間観察の集大成が集まっています。
明確な事例紹介や、そこから導き出される結論は納得させられることばかりです。
即効性はないものが多いですが、後々役立つ教訓が多く、いつか一人立ちしたいなあ。と思っている人にお勧めしたい一冊ですね。
オススメの本5.坂の上の雲
司馬遼太郎の名作です。
最近読んだ本なんですが、日本人に生まれたことを、誇りに思える一冊です。
本書は日清日露戦争にスポットを当てた作品で、学校の授業で語られなかった戦争の凄惨さについて学ぶことが出来ます。
さらには、小国である日本がいかにして大国である、清と露を退けることが出来たのか。
そこについて、濃厚に描かれている本です。
長編作品であり、全部で8巻あります。
日本国民としての誇りを背負い、何かに挑戦してみたいときは読んでみてほしいと思います。
きっと勇気が出てくるだろうと思います。
戦略の重要性について語られた作品
1900年代、日本軍の緻密な作戦について語られた本であり、机上の戦いと、現場での戦い。
頭脳と体、その2面性について密接に語られていて、作戦家がいかにして駒を展開をしていくのか。
またいかにして、相手を無力化すればいいのかについて、書いてあります。
良い所ばかりについて語られた本ではありません。
当時の無能な指揮官やそれによって生じてくるとてつもない犠牲についても、躊躇なく踏み込んだ作品です。
故に反面教師になる部分も多いのではないでしょうか。
まとめ。
優秀な文学に触れるということは、
優秀な言葉に触れるということです。
そして言葉は人生を紡ぎ出します。故に、良い人生を歩むうえで、良い本に出会うことは絶対条件のように思えてなりません。
勿論、センスだけでやっていけるよ。俺は勉強しなくてもOKだよ。
という人もいるかもしれませんが、そういった人でも本を読む習慣を身に着けることが出来れば、絶対に人生は良い方向に向かっていきます。
人間不信、痴話げんか、上司との軋轢。
そういった、人間関係上におけるちょっとした病気にも本は特効薬となり得ます。
本で得た、教養を身に着けることが出来れば人間的な摩擦が生じなくなるのです。
20代、これからいろんなことを経験していくことになると思いますが、あらゆる経験を手助けするのが紛れもない本です。
で、これとともに歩んでいけるように、読む習慣。これを身に着けていきましょう。
後は、手に取るだけです。