人生を充実させる。
いかにして考え、いかにして積み上げ、そこで何を得るのか。これこそが、生きていく上での大目標ではないかと思います。
しかし、世の中というものは、基本的に上手くいかないことばかりです。積み上げては崩れ、積み上げては崩れ。そんな日々が続き、どちらかと言えば充実しないことの方が圧倒的に多いのではないかと感じます。
さらに、難しい話。
「充実の基準、定義」
これが人によって違います。砂漠にすんでいる人と、熱帯雨林に住んでいる人の価値観は違いますし。大阪に住んでいる人と東京に住んでいる人の価値観も違うでしょう。もっと言えば、隣に座っている人間との価値観も違ってきます。
だからこそ、「充実」に答えを出すことが出来ないのです。
僕にとっての充実はあなたにとっての空虚かもしれない。
しかしながら、せっかく人間として生まれてきたわけです。己の人生をそれなりに楽しみたい、というのが本望だと思います。今回は人生を充実させるうえで何が答えに近いのかを考えていこうと思います。
人によって価値観は違う、とは言うものの結論を言ってしまえば同じ人です。だからこそ、答えというものはある程度似通ってくるのではないか。と推察いたします。
コーヒーを片手にラスクをかじりながら、ななめ読みでもしてもらえれば幸いです。
目次
人生が充実している人には共通点がある。
人によって価値観は違うものの、人生が充実している人にはある種の共通点がある様に思います。
その共通点とは、
打ち込めるものがある
ということです。
基本的に仕事が多いのですが、趣味や人間関係の場合もあります。そこを極めるべくして努力している人はその中で自分の労力を費やし、日々を暮らしていくわけです。日々の中で心の柱となりうる、生きがい、やりがいを得て進歩をしながら経験値を得ているため、能力が磨きやすいですね。
その結果として人生が充実していくという寸法です。
もっとも仕事だけで、人生が上手くいくとは限らない。
基本的に人生が充実している人は、仕事が上手くいっている傾向にあることが多いのですが、中には圧倒的な実績を積み上げているのにも関わらず、あまり充実していないような人がいるのも事実です。
どれだけ仕事が上手く行っても人間関係や日常的な自由時間など、そう言った部分は保証できるとは限りません。だから例え天職と呼べる仕事に就いていても、すごく空虚な日常を過ごすことだってあるのです。
じゃあ己の人生を満足させるうえでの答えはどこにあると言うのか?
僕が思っていることはシンプルであり、
地道な努力だと思っています。
日々当たり前のことを繰り返し、大きな喜びではなく小さな喜びを大切にしていく。遠くにある幸せよりも、足元にある喜びをつつましく積み上げていくこと。
ここに人生の喜びがあるのではないかと感じています。
ただ、人はすぐに結果を欲しがる。
若いころは欲を出し、大きな失敗をした僕が言うのは何ですが、人はすぐに結果を欲しがるものです。
遠くにある幸せ程近くにあると思いこんで、そこに突っ走ろうとします。その結果として足元が見えていなく大怪我をするわけですね。
大きな結果を求めることは悪いことではありません。しかしながら、そこに至るまでには踏むべき順序。というものがあるわけでそれは思っていることよりも、シンプルなことなのです。
部屋の掃除をするとか、そう言った類のしょうもないことです。ただ、これらを続けることはすごく難しく。結果として土台が積み上がらずに、失敗を繰り返す。
今回は、人生を充実させるために大事な基礎力を磨き上げる手段を書きます。
ということで、今回の記事はここにフォーカスします。
それは基礎力。人間としての土台ですね。これをいかにして積み上げていくのか。考えていき、その中でどうやって成果を出していくのかを考えていこうと思います。
イチローの言葉。
小さなことを積み上げることが、偉大なところに行くためのたった一つの道だ。
人生におけるシンプルな強さを磨き上げる方法。
あらゆる場所でも普遍的に活用できて、活路を作り出す日々の行いは何になるのか。僕が思っていることを書きだしていこうと思います。
フォーカスしていきたいのは、シンプルな力です。場所を選ばず、特別なひねりを加えなくても使えるような便利な強さ。それを磨き上げることで一回り幸せになれるような、真っ直ぐな強さ。
これを身に着け、磨き上げるうえで効果的なものは何なのか、考察を落としていこうと思います。
人生充実に使える日々の行い1.考える力を養うこと。
人間の能力で最も信頼できるものと言えば、それは考える力ではないかと思います。あらゆる分野で活用することが出来、さらには自分を活かす方法や他人を救うことが出来る。
そういった意味においては、頭脳を日々磨くことはシンプルにして最も無駄になりにくい自分磨きではないかと思います。
考える力に限界はない。
体力にも、技術にも限界はありますが、知識には限界がありません。人は知ろうと思えば、知ろうとするほどに考える力を磨くことが出来ます。
そういった意味において日々考える習慣をもち、頭を使うことが日常になっていれば人生はより充実したものになるのではないかと思っています。
頭を日々使う方法は2つあります。
ということで、考える力を磨き上げることが僕的には全ての自分磨きの中で「最重要、必須項目」として挙げられると思います。これについてもっと掘り下げていけば、頭を使う方法は大まかに分けて2つあると思っています。
1つは吸収すること、2つ目に吐き出すことです。
1.吸収力
吸収、つまるところインプット力です。
書いてあることや人が言ったことを読解し、自分の中で噛み砕く力。これがある人は読解力があると言われます。
その読み解く能力で問題解決を円滑に行うことが出来ると言え、組織においては重宝される傾向にあると言えます。
この力は日々の読書で磨くことが出来るというのが経験から思うことです。
活字を追い、そこから連想できることを考え、その中で自分なりに結論に至る。そう言った一連の作業を日ごろから訓練していれば実際に目の前で何か起こったとき、他人に流されずに自分の頭で考えることが出来ます。仮にその答えがまちがっていても、そう言った風に順序立てて物事を考えて、行動が出来れば人は自然と頼りたくなるものです。
そういった、問題解決能力から生まれる周りからの信頼を含めて、この吸収力、もといインプット能力は日々訓練して磨いていくべきだと思います。
2.吐き出す
そして次に吐き出す力です。
これは、一般的にアウトプットと呼ばれていますね。
これ自体は先ほど書いた読解力よりもはるかに高い位置にある能力だと思います。
その分、アウトプットする能力が高い人は、自発的に何かしらの行動を起こすことが出来、その中で自分で収益を発生させたり、コンテンツを生み出すことが出来ます。その結果として会社で雇ってもらうよりも大きな金額を稼ぐことが出来たりします。収益は青天井です。
この力を磨く機会はほとんどなく、副業やスクールに通うなどして自発的に磨く必要があるのですが、磨き続ければ社会という戦場では非常に有利に立ち回ることが出来ます。
吐き出す力を日々高める分野は結構あり、エンジニアとかもそうですし、僕がやっているアフィリエイトブログの運営などもこの能力を高めるうえで効果的だと思います。
日々怠らなければ、人生の見え方は大幅に変わる。
日々学び、そして何かしらをアウトプットする。これを怠らないことです。人は元来頭が良い。だからこそ、その考える力をもっと使えるように日々の訓練が重要です。
スポーツなどの身体能力を有する分野は努力をしても、思うような結果が出ないかもしれません。でも、考える力は考えるほどに身に付いていきます。その中で思考の速度と質が上がっていき、日々の問題に対し、より高度な結論を導き出す力が身に付いていくのではないかと思います。
人生充実に使える日々の行い2.とにかく一つのことを掘り下げること。
僕がそれなりに大事だと思うことはこれですね。
いろいろなことをやれ。と人は言います。しかしながら、いろいろなことをやるということは自分のエネルギーをバラバラな方向に分散していることにほかならないわけです。
確かに経験は大事。いろいろなところに顔を突っ込むから人は成長する。これは間違いありません。
とはいっても、「本腰を入れて頑張る分野」というのは1つか2つに絞る、欲を言えば一つだけに決める方がいいのではないかと僕は思っています。
人間の体力は限られているので。
努力とは「確率の高い頑張り」のことです。
いろいろな方向に努力をした結果、何一つうまくいかないのであれば、それは努力とは言いません。ですから、社会で使える武器が育つまで一つのことを掘り下げ、煮詰め、極めていくことが人生を充実させるうえで大事なのではないかと思います。
仕事でも、趣味でも、なんでもいいです。
最終的にはそれでお金稼ぎが出来れば最高なのですが、「お金を稼ぐ」ということは相当な努力が必要です。
例えば僕の話をします。
僕は工場員時代に全てをなげうってアフィリエイトブログに力を注いでいたのですが1年間頑張ってやっと月30万円稼ぐスキルが手に入りました。
そこにたどり着くまでには、血のにじむ努力が必要だったと思います。それぐらいの犠牲が伴うのがお金稼ぎです。精神的な徒労が大きく、今まで努力をしたことがない人には多分厳しい世界です。
だからこそ、まずは何かしらのスキルを極めることをお勧めします。
僕がおすすめするのは読書です。
読書ってスキルでもなんでもないじゃん。
しかし、活字から知識を吸収したり、作者の意図を読み取って学習するという能力は社会においては割と重宝されるものだと思います。
あなたが人間でいる限り、お金稼ぎのみならず、私生活から仕事まで。あらゆる場面において使い続ける能力です。そういった意味で、教養深い書物を日々読み続けて、読解力を磨き上げていくという手段はいまから「面白いこと」をしたい人にとってうってつけだと思っています。
オススメの書籍はチーズはどこへ消えた?
もう読んでいる人もいるかもしれませんが、この書籍はすごく衝撃的な内容なので、読んでみることをお勧めします。
読みやすいし、それなりに面白いのでこれから読書をして教養を磨き、読解する力を向上させたい人にとっていい入り口にもなるかと存じます。
オールラウンダー(天才肌)は中々いません。
一つのことを掘り下げるのが、なぜこんなに大切なのか?理由は簡単です。
オールラウンダーと呼べる、あらゆる戦場で結果を残せる人があんまりいないからですね。
この世の9割は凡人です。努力をしないと結果を出せない人間です。そう言った人がいろいろなものに対して本気で取り組んだとき、目立った結果が出せるのかと言えば、恐らくかなり難しいと思います。
だからこそ、一つの分野を思いきり掘り下げるわけです。
その中で、自分が勝てるフィールドを作りそれなりの地位を築く。そうすることによって勝つ確率が上がるわけです。勝つ確率が上がれば、すなわち負ける確率も減り、やきもきする機会も減るでしょう。したがって人生はある程度充実したものになりやすいのではないかと思います。
人生充実に使える日々の行い3.捨てること。
要らないものを捨てる。
断捨離と呼ばれるこの行動、人生を充実させるうえでかなり重要な比重を持っていると感じます。
捨てるということに抵抗を持っている人は結構いるはずです。しかし、人は捨てるから前に進めるし、拾えるのです。いつまでも同じことをして同じ結果を甘受している人に新しい結果は訪れません。
何かを変えたいのであれば、捨てることが大事なのです。
物を捨てることも大事だが
物理的に捨てることももちろん大事ですが、それ以上に捨てるべきことは日々の習慣であると思います。
自分の目的がはっきりしていれば、それを達成する上で必要のないものが、いくつか見えてくるはずです。
副業で結果を出したい人には娯楽や酒の時間は足を引っ張るでしょうし、受験を頑張る人には遊びの時間は邪魔になるでしょう。
そう言った時間を、少しずつでいいので削っていくことが大事だと思います。勿論人間です。好きなことを辞めることは難しいと思います。
しんどいことでも続ければ、好きになる
ただ、思っているよりも人の脳は単純で熱中するものが見つかれば、今まで大事だと思っていたものは自分にとって言うほど大事なものではないということに気づいたりします。
そういった意味において、やるべきものの時間>好きなことをしている時間。これに近づけて行けるように頑張っていくことが大事だと思います。
続けていけば、苦しいものほどその本質を理解し「やるべきこと→好きなこと」になります。そのタイミングあたりから飛躍的に能力が向上するときがくるのではないかと思います。
人生を充実させることは誰にでも出来る。
ということで、僕が思っていることを書きだしてみました。
基礎力を磨き上げ、その中で自らをアップデートする。その手段を僕なりに掘り下げました。
いかがでしょうか。
いろいろ書いたわけですが、個人的に読書はすごく大事だと思います。りゆうとして、人は知らないことはできません。自分の限界を広げていきたいのなら、とにかく取り入れて自家薬籠中に入れることが大事なのです。その作業を繰り返す中で世を渡り歩くうえで効果的なツールが手に入るのです。
知ることが出来れば、出来ることが増え、出来ることが増えれば、可能性が上がります。そして可能性が上がれば、世界が広がり。世界を広げ続けていると、きっと人生は充実すると思います。
そういった意味において知恵はあらゆるものの発露だと言えます。
そういったことも踏まえて、勉強を自発的に行っていくことこそが全ての始まりではないかと思っています。
そして知ったことが増えていけば。
アウトプットをしていけば良いと思います。僕は社会人になってマーケティングの本をひとしきり読み続けました。22の時だったと思います。
高卒から4年たった時。己の未来を案じ読み続けた「それ」が後にアウトプットをする上で非常に大きな力を僕に与えてくれました。
今の僕があるのは、知識という土台を愚直に築き続けていたあの時期と未来を案じてアフィリエイトを始めた22の夜があったからだと思っています。
ある程度、知識を固め。動く。この2つのことを繰り返せば人はある程度はそれなりにやっていけるのだと思います。そういった意味を踏まえ、人生を充実させることはそこまで難しくはない。そう僕は思っています。
人生は100年時代。今の30、40代は昔で言うところの20代後半のパフォーマンスを出せるのだと言います。ということで、それなりに諦めている人でも動き出せばいいのかと思います。
扉は用意されるものではなく。自分から開けに、もしくは叩き壊しに行くものです。
最後に
充実した人生にはそれに比例した苦労が降りかかるものだ。
ご清聴ありがとうございました。