会社の仕事を適当にこなす。
会社に限った話ではなく何かしらに打ち込んでいくときに手を抜くことも僕は大事だと思っています。
全力で頑張るだけが能ではないのです。どんな仕事であれ完璧にこなしていくには体力が必要になってきます。人間の戦略資源は限られている中で無駄な体力は使えません。
特にこれから何かしらを極めていきたいのであれば、会社の仕事を本気でやっていれば間に合わないこともあります。
そもそも会社という組織に僕たちは労力を献上しているわけであり、そこで体力を浪費しても仕方がなかったりします。
目次
仕事は無駄を省いた方が良い時もある。
それに、仕事はある程度適当に流している方が上手くいったりします。
仕事の「仕」の字も知らない人が手を抜いていても仕方がないですが、ある程度のスキルを身に着けたのであれば、抜くところは抜いて別の分野に力を注いだ方が建設的な気がします。
僕自身は、副業をしていく中である程度手を抜くことを覚えた結果として返って仕事が上手くいくようになりました。
仕事の手を抜く方法について。
せっかくなので、仕事で手を抜く方法について書いていこうと思っています。余計な力を抜いた無駄のない仕事は自分だけでなく会社全体にも恩恵があることを忘れてはいけません。
1.人のお願いをとにかく断る。
自分の守備範囲に来るボールしかとらない。
物凄く煙たがられるタイプですが、どんな分野でも成功するのはこのタイプです。
僕自身も昔は勘違いしていたのですが、色々と考えた結果、
どうせずっと一緒にいるかわからない人間の気分を伺ったところで意味ないよな。
と思い、今現在はこちらのタイプに移行することが出来ました。
結局のところ世の中は仕掛ける側と仕掛けられる側に分けられますが、結果を残して、自分の市場価値を上げたいのならば仕掛ける側に回ることが重要です。
「一生従事するかもわからない職場で仕掛けられる側に回っても。」
というのが本質的な部分と言えるでしょう。
君じゃないと出来ないってホントに?
「君じゃないと出来ない」
と多くの人は頼んでくるわけですが、そんなのは8割嘘で、別に自分がいなくても何とかなることの方が多いです。ですから、
とにかく断ってください。
付き合いが悪いとか、そんなことは関係ありません。断った分だけ自分の電池残量が余ります。その余った力を自分が極めたい場所に注ぐのです。
冷酷な手段です。
また上司からのお願いとなれば断りにくいと思います。
それでも慣れることが出来れば、すごく楽になります。
勿論バランスは大事です。
明らかに困っている人間がいて、それが緊急度の高い物ならば断わるわけにはいきません。(人として)
それでも
「残業をしてほしい」
とか、
「他のグループの遅れている分をカバーしてほしい」
とかそういったお願いは基本的に他の人でも出来ることが多いので、断ってもいいんじゃないかと思います。
究極的なお願い「辞めないで」
職場の人間がしてくる究極的なお願いは上の通りです。
「この仕事を辞めないでほしい」
(特に上司とかしてきます)
これに関しては、きっぱりと断ることが大事です。そこで一度でも承諾してしまうとずるずると引きずってしまい、延々と同じ職場を続けてしまうことになります。
それは生産的に考えれば無駄なことです。
上司は「君は有能だからやめないで」というが。
上司があなたを引き留めようとするのは、あなたが有能なのではなく
新しく入ってきた社員を育てるのに、多大なコストがかかって面倒だから
という面が大きいことも知っておかなければなりません。
別に誰でも出来る仕事に有能も糞もありません。
2.自分のやる仕事は完璧に理解しておく。
仕事をする時に人間は2つの目線を持つと言われています。
- 目の前のことに集中する目線
- 周りのことに集中する目線
この2つです。
基本的に仕事が出来る人は、目の前のやるべきことにだけ集中していることが多いです。
周りのことなんて気にしても仕方がなく、だれがどういった仕事をしているかに労力を割いても仕方がないことが非常に多いです。
にもかかわらず、僕たちは周りの人がやっている仕事に気持ちが移ってしまい、自分の仕事が手につかないということが往々にして起こりうるのです。
まずは、自分の仕事を完璧にこなせるようになって他人の足を引っ張らないようにすることが大事です。
とにかく速く正確に。
仕事の良し悪しを左右するのは結局のところは2つです。
- 速さ
- 正確さ
この2つを極めるためにどうすればいいのかを常日頃念頭に考えることが大事で、これを極める以外は他のことなんて考えない方が良いと言えるぐらいです。
とにかく質の高い仕事を早期に仕上げる。
余計なことをしないことが最も大事です。
必要最低限の労力で仕事をこなせれば、誰も文句は言えません。
3.苦手、嫌いな仕事を無くす。
手を抜くうえで大事なことはポイントの消費を無くすことです。
こう書いてしまえば、ゲームみたいですが実際にHPやMPといった「消耗する概念」というのは、仕事をする上でも共通している部分があります。
話を戻せば、とにかく苦手分野をある程度こなせるようになることです。
今まで10ポイント使っていた仕事に5ポイントしか使わないようになるのであれば、それは大きな進歩です。
こういったことを書けば、
苦手分野の克服なんて誰でも考えるよな。
というかもしれませんが、これが出来ない人が多いのです。臭い物には蓋をしてそのままにしている人は多いですね。
しかし嫌な仕事程、納期やら後工程やらですぐに迫ってくるものです。
個人的に
「嫌な仕事程、張り切って取り掛かるぐらいが良い」
と思っています。
子供の頃に嫌いな食べ物を先に食べて、最後に好きな食べ物を食べる。というやり方を取ってきた人もいると思いますが、そんな感じです。
苦手分野を克服するには。
人生で苦手なことに打ち勝った時を思い出すのが効果的です。
自分が追い込まれている中で打ち勝った経験というのは割と後生に活きるみたいです。
僕は小学校の時、素手で蛇を捕まえた時を思い出します。
一見するとふざけているみたいですが、本当です。そういった些細なことでも良いので、思い出しながら仕事に取り掛かりましょう。全然変わってきます。
雇われる人間と独立している人間の違い。
お金稼ぎの世界では、能力が尖っていて「これ」といった長所がある人間の方が結果を出せるのですが、こういった組織活動においてはオールラウンドにこなせる人間の方が評価されます。
特に平社員でいるときはその傾向が強いです。
勿論、得意分野があって越したことはないですが、それよりも周りに迷惑をかけない人間になり、淡々と流れ作業を回せるほうが重宝されるのだと言えます。
寂しいですが、低下層の人間の宿命であると言えます。
何かしらの建物を建てるときも石を敷きますがその敷石は平べったい方が立てる側からすれば勝手が良いです。
結論。会社の仕事で手を抜きたければ。
会社の仕事で手を抜きたいのならば
普通の仕事を、普通にこなせるようになる。
こうなるのが一番だということです。
会社によって、普通の基準は変わりますが、手を抜いていきたいのなら自分自身がその会社にとっての普通レベルになる必要があります。
勤めている会社によって難易度は変わりますし、運悪く会社の仕事難易度が高い場合もあります。
そこはもう自分の運の悪さと入った会社を恨むしかありません。
けれども、大抵の会社はある程度のマニュアルがあるのでそこをしっかりと熟知しておけば何とかなることが多いです。
最終的には独立するのが良い。
組織活動の中では確かにある程度の経験値が入りますし、安定した収益を得ることが出来ます。それでも、会社で働きつつも独立に向けて動き出すことも僕は大事だと思っています。
少なくとも動き出せる準備をしておけば仮に会社が倒産したときや会社内で自分の立場が危うくなったとき、動き出しの際のクオリティが全く変わってくるからです。
それに最終的には個人で収益を得られる方が人生の難易度は大きく下がると言えます。
独立までには人によって長い年月がかかるかもしれませんが、今の時代ならばやり方はいくらでも調べることが出来ます。
自分の未来は結局のところ、自分で何とかするしかないので、今回の記事を読んだ人は今まで以上に自分の人生と未来に向き合っていただければ幸いです。