この広い世の中。生きていれば一人、二人、苦手意識を持つ人間に出くわすものだと思います。
ただ
「世渡り上手」
と言われる人は苦手意識を持つ人とも上手くやっていくことが出来ます。
一方で、苦手な人と上手く付き合っていくことが出来なくて日々を消耗しながら生きている人もいる。これは事実でしょう。
個人的に人付き合いの上手さは「才能」的な部分が大きくある。と思っています。
例えば学生時代でも特に努力せずともクラスの中心にいたような人がいたと思います。また部活動や実生活でも人と関わることを苦にしない人がいます。
そういった方々を見ると、
やはり人付き合いの上手さは生まれ持った気質によるところが大きく関与するのではないのか?
と推察できます。
・・・・・
それでも、人付き合い、ひいては
「苦手な人と上手くやっていく能力」
は努力次第ではある程度身に着けることが出来るスキルでもあると個人的には感じております。
ということで今回は、「そんな」話です。
前提の話。苦手な人間なんてみんないる
まあ、安心してもらいたいことがあります。
それは
嫌いな人なんてみんないる。
これだけの人間が生きているのです。そしてそれぞれが違う考え方を持っている。そういった中で、そりが合わない人間がいるのなんて当たり前です。
だから、
苦手な人に無理に合わせ、自分らしく生きられなくなることが一番馬鹿らしい。
確かに人の意見を尊重し、良い物を生み出そうとする能力はすごく大事ですが、多少は自分自身の声に素直になってもいいのではないかと。
結論。
自分の人生なのですから、自分が楽しくなければ意味がないのです。
「苦手な人と接する」ということは無理をすることではない。
苦手な人と一緒にいることは実のところいろいろな発見があり、その中で自己を成長させる要素がたくさんあるものです。しかしながら、無理をして自分を追い込むのは良くなくて、あくまでも自分のペースを順守していくことが大事なのではないかと思います。
今回の記事で話すこと。
とまあ、前提を書いていきました。苦手な人と接することにおいて僕が思っていることを書いてみたのですが、これはほんの「さわり」です。
以降は具体的な改善策を書いていこうと思います。身に着けられるものがあれば幸いです。
- 苦手な人とうまくやっていくには
- 苦手な人と距離を取るには
- 苦手な人と一緒にいて学べること
1.苦手な人とうまくやっていくには
第一にこれです。
まあ、これが今回の記事の本題とも言えるのではないかと思います。
結論を先に出せば
努力をするしかない
これ。
しかしながら、この
「苦手な人と上手くやっていくための努力の仕方」
を多くの人は知らないように思います。僕も知りませんでした。
ただ、仕事柄。いろいろな人を見てきた中。苦手な人とうまくやっていくために効果的な努力を見つけた気がします。それをここでは惜しげもなく書いていこうと思います。
基本的に大事なことは行動で示すことだ。
結局のところ、苦手な人とはどれだけ語り合おうとも話が合わないことが多いです。
だからこそ華麗な話術で籠絡するとかは考えない方がいいのかなと思っています。相手もそういった下心は察するものです。で、そうなれば関係が悪化するのは火を見るよりも明らか。
大事なことは行動であり、生き様を見せることではないかと思います。
苦手な人には高い人間性が伴った行動を見せること。
自分を日々磨きながら、行動していれば相手もそういったあなたのことを多少なりとも見てくれるはずです。
だからこそ、自分を磨き上げることが大事だと思います。
質の良い人間ならば、相手もまた質の良い対応をしてくれるものです。
結局のところ、人間関係というものは鏡の関係になるのだと思っています。
人間性を高めるためにすべきことは。
第一に考え方をより高尚なものにすること
ここにあると思います。
捉え方を鋭い物にしていくことで人間の生活態度というものは劇的に変わります。そういった意味においては本をたくさん読むことが第一に挙げられると思います。
活字世界から身に着けられることはあまりにも多いからです。目で見て学ぶには限界があります。
だからこそ、活字を読み、その意味を咀嚼し、物事がいかにして成り立っているのかを学び、論理を身に着けることが大事なのです。
人間的に利口になれば、たとえ苦手な人がいてもうまくやっていける。
根本的な解決策にはならないかもしれませんが、ある程度賢くなって精神的に余裕を持つことが出来れば、苦手な人の苦手な部分を大目に見ることが出来ます。
2.苦手な人と距離を取るには。
とはいっても、どれだけ頑張っても考え方が相いれない人間というものはいます。世間を見渡せば共産主義と資本主義は多分相容れないし、左翼と右翼は相いれないと思います。阪神ファンと巨人ファンもたぶん相容れないかと。
こういった自分にとっての天敵がいる場合はもう距離を取ることを考えても良いと思います。
距離を取る=完全離脱ではない。
この場合の距離を取るとは、遠巻きに見て様子を見る感じです。
あいつとは何で合わないんだろう
それをじっくり考えるために、一旦距離を置くのです。
完全に縁を切る場合はまた別の覚悟が必要です。書く言う僕はそれなりに縁を切った過去がありまして、仮に完全に縁を切るのであれば次のことが大事になります。
覚悟と実力
本当に苦手な人と決別するためには、
- 揺るぎない覚悟
- 確固たる実力
この2つの要素が必要だと思います。
僕は職場の上司がとてつもなく苦手だったので、会社ごと辞めてやりました。そのときには会社に雇ってもらわなくても自分で稼げるぐらいにはなっていたので問題なかったのです。
苦手な人と一緒じゃなきゃやっていけない場面が僕たちにはある。
時として人は苦手な人と一緒じゃないとやっていけない状況に陥ります。
チームスポーツとかもそうだし、結婚もそうです。どれだけ夫や妻が嫌いでも、一度そういった仲になったのであれば引き返せない状況というものがあります。
会社の仕事も自分が嫌いに思うような人とタッグを組んでやっていく必要性が出てきます。
ただ、そう言った時でも距離を取らないとやってられない場合があるのです。
そう言った時に縁を切るという行動に出るのであれば、その人間がいなくても一人でやっていけるぐらいの実力を身に着けないといけないのです。
だからこそ、苦手な人とさっさと縁を切りたいのであれば、実力を磨き上げることをお勧めします。
僕の場合は副業で30万円ほど稼げるようになったので、個人事業を初めて自分一人でご飯を食べれるようにしました。
3.苦手な人間と一緒にいて学べること
結構ネガティブなことを書いたのですが、こちらも大事なことです。書いていきます。
苦手な人間と要ると、自分の悪いところが見えてくる。
これは多くの人が知らないことなのですが、苦手な人間と要ると自分の悪いところも見えてきたりします。
そういった意味では、すごく勉強になります。
人間関係で嫌な思いをすることは、割と勉強になる。
これも付け加えて。
「人間」という字は人の間と書くのですが、これは人が一人では生きていけないことを表しています。
そういった仲で、人間の嫌な部分を知っておくこと言うことは世間で活きていく上で非常に有意義な勉強になるのです。
良い所ばかりだけを見ていても、仕方がありません。良い所だけを見て悪い所からは目をそらす。これを臭い物に蓋をするというのです。
どんな物事にも影がある様に、人にも影の部分があります。ですから、悪いところを見てその悪い所とどう向き合っていくか考えることが、この世に人として生を受けた物の使命と言えるのではないでしょうか。
人間は賢いです。
人は賢いので、考えることが出来ます。
苦手な人間についても考えることが出来ます。
そして、人の成長は理解できないものに正面から向き合っているときに促されるわけです。
苦手な人間のことを好きになる必要は全くありません。それでも、一応は理解しようとしてみる姿勢も大事なのではないかと思います。
僕はその中で結論を出しまして、
「自分一人の力で生きていくこと」
これを選びましたが、これを読んでいる人がどういった風に受け止めて、どういった風にその状況を活かすのかは、自由だと思います。
ただ。
自分の適性や能力をしっかりと判断したうえで歩み出すことが大事です。
最後に言いたいこと。
結局のところ、苦手な人間といる時間は修行なのだと思います。
上手く活かすことが出来れば、人間として大きくジャンプアップできる機会です。
苦手な人間といっても千差万別です。
怒ってくるから苦手、容姿が苦手、相性が合わないから苦手。自分より優れているから苦手。
その苦手の原因が自分にあるのであれば、努力をすれば良いし。仮に憎いようなことをしてくるのであれば、距離を取れば良いし。
もっと言えば、縁を切ればいい。別に社会人なのですからそこは好きにやってしまえばOKだと思います。
それでも現状に対して、手をこまねいて足踏みするのは良くない。だからこそ行動に移しましょう。
ということで今回は以上です。
苦手な人は、どこかしらで自分と似ている部分がある。
ご清聴ありがとうございました。