一冊の漫画を読んだだけで生き方が変わることはほとんどないですが、中にはそれを読んだだけで考え方が一新されて、自分の生き方を見つめなおしたくなるような作品はあります。
そういった作品を世間では名作と呼びます。
名作とは言うものの、人によって名作の基準は違います。しかしながら、多くの人間の胸に響く作品はあり、そういった作品は間違いなく名作と言えるのではないかと思います。
僕にしても、どうしても動きたくないときになどに名作と呼ばれる作品を手に取ったおかげで背中を押してもらえることがありました。
今回紹介していきたいのはそういった作品です。
今現在、人生で疲れていたり、何もしたくないと思っている人はぜひぜひ手に取ってもらえればと思います。
目次
書物編
今回は漫画について書いていこうと思いましたが、せっかくなので小説についても書いていこうと思っています。
活字はイメージがしづらいですが、だからこそ必死で一つの物事を掘り下げて考えようとします。書いてある言葉をうまく自分の頭で納得できるように処理していくことは、人間が世の中のコトワリを理解するうえで、かなり大事なことです。
目の前で起こっていることを自分なりに分解して咀嚼することこそ、今を打開するうえで必須とされる能力です。
アルジャーノンに花束を
世界中で売れている名著であり、作者は「24の人、ビリーミリガン」で知られる、ダニエルキースです。
知的障碍者に天才になる手術を施したらどうなるのか、というテーマのもとに描かれた本作品は多くの人間に「やさしさ」を教えてくれると思います。
本当の人間を知る上においては、ここまで説得性に富んだ作品はないのではないかと感じる作品であり、読んだ後はすごく心がキレイになります。
「良い文章とは、ただ他人を納得させて、心を動かすだけではない」
ということが、この作品を読んでわかります。人間の表現というのはそこに言葉がある限り、無限に広がっていくわけです。
星の王子さま
人生観について書かれた本です世界中で10指に入るほど売れている作品であり、実際に読んでみればなぜそこまで愛されているのか分かるはずです。
話自体、子どもでも理解することが出来るのですが、その一方で現実を知っている大人が考えされる。深みがあり、老若男女、人生経験次第で多角的に見ることが出来る内容となっています。
ページ数は少ないのですが、その少ないページの中に無駄がなく敷き詰められた哲学は話を読み進め、ページをめくるたび感心させられるのではないでしょうか。
そして、話が小さくまとめられているからこそ、何度でも読み返すことが出来。そのたびに勉強をさせてもらえます。
ある意味では、教典的な使い方も出来る、一冊となっています。
7つの習慣
人間が人間らしく生きて、成功を収めるにはどうすればいいのか。
これについて徹底的になおかつ、一直線に掘り下げられた一冊の名著は30年の時を超えていまだに売れ続けています。人間の本質はやはり、どんな時代でも一緒なんだなと思いつつ、読み続けました。
結論から言えば、全部読める人はほとんどいないと思います。それでも、これを読み通すことが出来れば、人間としての壁を一つ壊すことが出来たと言えます。
しんどいことにこそやはり価値があるのです。
チーズはどこへ消えた?
人生における方向転換について書き上げた一冊です。
多くの人は、「安定」という言葉に絶大な信頼を寄せていますが、その安定という言葉が人生において、いかにもろいものかを教えてくれる一冊です。
ネズミと小人というモデルを使い、分かりやすく解説してくれるのが、この本の特徴であり。
キャラクターが織り成す物語が、なぜか自分ごとのように思え、腑に落ちる場面が多いのではないでしょうか。
ページ数が少なくて、読みやすいことが特徴であり、これも星の王子さま同様読み返すことが出来るのが、良い所ですね。
カバンに入れる一冊を迷っているのであれば、これをお勧めします。
漫画編
ためになる漫画というのは、多いと思います。
正直な話、いいマンガとは良い小説を超えると思っています。
それ自体、昔ならば小説という文学における分野において活躍できた人が、現代は漫画という娯楽的に分野に身を置くようになったからこそ起こる現象ではないかと思っています。
才能は一つの分野に活かされるものではなく、いろんな活用法があるということですね。
やっぱり文学的に優れた、作品というのは多くあり。随所に製作者の哲学が感じられるゆえに、考えさせられるものは多くあります。
そして、それが、生き方を変えるきっかけになることもあるのですから、バカにできません。
進撃の巨人
色々な角度で楽しめる作品です。
巨人と人間という媒体を通して読者に何かしらのメッセージを伝えてくれるものとなっているのではないかと思います。この作品では様々な暗喩があり、書いている人間の裏側を探りながら読めば何かしらに気づくことが出来ます。
自己の弱さ、差別、決意。
人は弱いですが、その弱さに立ち向かうことこそ強さなのです。
・・・
時として人は、間違った結末になると分かっていても、その道を選ばないといけない場面があります。
そういった時に、どういった行動をとって、どういった風にあがけばいいのか。
それは、人によって答えが違うと思います。
まあ、
影のある作品ですが、その影が人気を呼んでいるのだと思います。
のだめカンタービレ
オーケストラというニッチな分野にもかかわらず、3000万部売れているのには、理由があります。
それは、読んでからわかることだと思っています。
自分に向いていることを、人生をかけて掘り下げていく。
そんな当たり前のことがかかれている作品ですが、道を歩んでいく中で才能だけでは解決できない問題があったり、努力だけではどうしようもないことがあったり、音楽というテーマを使って僕たちに生き方を教えてくれる、作品として見ることが出来ます。
まさしく、文学的な名作と言えます。
多くは語りませんが、神作品です
宇宙兄弟
挑戦がテーマの作品です。
この漫画は1話1話に哲学が、詰められています。勇気をもらうことが出来、その結果として背中を押されることが多かったです。
ぼくは、微力な力しかありませんが、それでも今までの人生において、いろいろなことをしでかすことが出来ました。
が、正直な話、この作品の影響も多いのではないかと思っています。
主人公のムッタは普通にそこらへんにいそうな感じであり、特に突出した部分はありません。
それでも、自分が持っている部分や個性を適所で発揮することによって困難を乗り越えていきます。こういったところを見ると、俺もなんだかやれそうだな。と思わされるますし、それによって勇気づけられるんですね。
尊敬できる身近なキャラ。
これが本当のヒーローなのだと、感じます。
上二つに並びお勧めできる作品です。
以上です。
ということで、以上となります。
こういった作品の良い所は、楽しく学ぶことが出来る。
という点だと思います。
勉強に対して、本能的に距離を置いている人でも、こういった作品を読んで自分の中で落とし込むことが出来れば、そこから考え方が変わって、人生がより良い方向に向く。
と、僕としては思っています。
多くの人は、娯楽はあくまで娯楽でしかなく。学べる点はあまりない。
という意見を持っていると思いますが、僕としては
「いかにして見出すか」
これが大事なのではないかと、思ったりしますね。
実際に、こういった勉学の外に存在する知識や価値観が吸収していけば、役立つことは多くあります。
僕の場合は、文章を書いたり、言葉を扱ったり、また、決断を強いられたりする場面。特にお金を稼いでいく上ですごく役立ちました。それに恐らくはお金稼ぎだけではなく、他のいろんな部分でも活かされていると思っています。
だからこそ、作品というものにこれからも触れていき。
価値観を一新し続けていきたいなと思っています。
閃き力は生まれつきの能力ですが、知識は増やそうと思えば、思っただけ増えていく。
だからこそ、人生は分からないのだと思っています。
書物全てをスマホに
本は読む機会が中々生まれません。本は本棚にあり自発的に歩み寄らなければ、賢くはなれません。
そういった中、現代ではスマホの存在があり、勉強難易度は大きく下がりました。ワンタッチで知識を入手できます。そうなると、スマホに全ての書物を取り入れ読むことが出来る電子書籍はおすすめです。
僕が勉強を自発的にしようと思ったのは、電子書籍の影響が強かったです。副業時代に勉強の効率を上げるために使っていたebookJapanは勉強にも活用できることを知りました。
学ぼうと思えば人はいくらでも学べます。勉強が嫌いなのではなく、勉強をする際に発生する疲労を人は嫌うのです。