他人に興味がない人。
これは今の個人主義の時代には結構いるんじゃないかと思っています。
自分一人でも何とか生きていくことが出来るわけですし、そうなると「他人」の価値は暴落しつつあるかと。
群れで結果を残せる狼よりも、単独で獲物を狩る虎になることに現代は注目が集まっているのではないでしょうか。
少なくともSNSなどの発信コンテンツを見ていると、そう言った意見を唱える人が多いなと感じます。
しかしながら、そこは人間です。
同じ人間をそう言った見方をして良いと言えばそんなことはなく、他の人に興味がない自分に対して自己嫌悪を感じる人もいるのではないでしょうか。
「俺って人の心が通っているのかな」
と。
結論を言えば、人と関わることも大事なことであり、他人と関わる上でのスキルは磨いておくべきかと思います。
それでも、僕自身がそうなのですが
他人に興味がなくても別に問題ないんじゃね?
と思ったりします。
今回はその理由を考察しつつ、他人に興味を抱かずともある程度充実した生活を送る手段も合わせて掘り下げたいと思います。
他人に興味がない人でも、生きられる時代。
現代は「便利になり過ぎた」ため、他人に興味がない人でも活(生)きることが出来る時代かと思います。
ゲーム一つでもオンラインで自分と同じレベルの人間と一緒に遊ぶことが出来ます。
遊び相手には事欠かないわけです。
また、人間が生きる上で最も必要になるであろう
「スキル」
これに関しても、孤独で磨くことが出来ます。
料理だって、英語だって、お金稼ぎだって、本や動画や、Googleで調べればそれなりの形になってしまいます。
ですから、無理に人付き合いしなくとも別になんとかなったりするわけです。
そう言った時代の中で、人と人が交わる機会がなくなった中苦労している人がいるか?
といえば、そんなにいない気もします。
改めて、生きやすくなった時代に感じるなと。
それでも、他人と一緒にいないと味わえない楽しさはまだまだあり、この部分が問題。
ただ、視野を広げて考えれば
「他人と関わって初めて成り立つこと」
もあります。
それも腐るほどあります。
そしてそれが、人生において大きな価値を生み出す場合が多いのです。
例えば僕は草野球をしています。
これは自分一人では成り立たないものです。
才能や体格、性格が違う9人で戦うからこそ生まれる戦略や勝った時の喜びがあるのです。
そこのすばらしさを言葉で表すことは中々難しいですが、これは自分一人ではできないことで、変えがたい価値があります。
その他にも世の中には自分一人では成し遂げることの出来ないことがたくさんあります。
旅行、恋愛。
そして仕事ですね。
これはやっぱり個人よりも群れで行う方が多いです。
で、孤独主義者もしくは他人に興味がない人が悩むポイントはここにあるのではないかと思ったりしますね。
「ああいった輪に入らずに、俺はこの先生きていけるのだろうか」
と。
他人に興味がないならそのままでいいと思う派です
まあ、いろいろな考えがありますが、僕自身の意見を早急に出しておきますと、
別に興味ないなら、そのままでよくね?
ということですかね。
最初の通りで、ここは曲げる気はありません。
勿論、0,100で語ることはしません。
完全一人ぼっちで結果を出せる人間なんて鷹の目のミホークぐらいです。
やっぱり、人はある程度人と交わりがあるからこそ個の力を発揮し社会に認められるものです。
それでも、周りの人と同じくらい他人と関わったり、一緒に遊びに行ったりする必要はなく、
自分の必要に応じて人と関わることが大事なのかなと思います。
他人の干渉が100必要な人もいれば10で事足りる人がいる。
皆さんも存じ上げている通り、人はそれぞれです。
生きていく上で、他人との関係を必須とする人もいれば、そうでない人もいます。
例えば、学校のトイレで悪口を言っているJKは他人の干渉がすごく大事なファクターになると思います。
「4組の田中って、斎藤とつきあっているらしいよ!」
「マジで?美女と野獣じゃん!」
「田中かわいそー」
みたいな。
悪く言いましたが、こういった人たちはイベントなどの行事ごとで大きな力を発揮する力があると感じます。
学園祭とか、体育祭では進んで力になろうとし皆を引っ張る力があるし、盛り上げ方を知っているのでその輪に入るのは楽しかったりします。
そして、卒業式では号泣し、滝のように涙を流すのが目に見えて分かります。
こういったタイプは言ってみれば、人生という1作品を他人とのかかわりの中で築き上げる感じでしょうか。
これも、生き方としてはすごく充実していて楽しそうです。
一方で、教室の隅で本を読み続け、己の哲学を磨き続けるぼっちタイプ。
こういった人もいます。
俗に言うインキャラと呼ばれるタイプなのですが、これを書いている僕はこっちのタイプです。
こういった人は対人関係には飢えていません。ですから、他人との干渉はそこまで必要にならないのではないかと思います。
自分の中で世界観をつくりあげる感じですね。
有名人で言えば米津玄師とか藤原基央とかが当てはまるかもしれません。
多分他人に興味がないような人もこちら側の人間だと思います。
ただ、僕自身がそうだからこそ、思うことを言いますと、そう言った人間は、
他人にエネルギーを使う必要性が余りありません。
よって、
自分の世界を徹底的に掘り下げることに労力を割けばいいんじゃないのかな。
と感じております。
自分の領域を広げることに専任すれば良いと思う。
他人ではなく、自分を重視する生き方。
これをすれば良いのではないでしょうか。
他人と関わることがなければ、自分の時間はその分増え、そのたっぷりある時間でスキルを磨き上げることが出来ます。
料理なり、プログラムなり、ライティングなり。
特に社会人になれば、自分の生き方は自分で発掘する必要性があるので、他人に興味がない人は他人に関心がある人よりも有利に生きることが出来る、と感じます。
実際に僕がそうだったので。
スキルはどれぐらいまで磨けばいいのか?
自分が満足するまで磨けばいいと思います。
僕の場合は、ライティングで生きていく必要があったし、多くの人にそのスキルを見てもらう必要がありました。
だからマーケティングのスキルにも磨きをかけました。
マーケティング&ライティング。
現在はそれで生計を建てています。
社会人になれば、自分の能力を高めることで、選択肢が増えると思います。
自分と向き合う時間の中でその選択肢を増やしていけば、人生の充実感と安定感が向上するのではないでしょうか。
とはいえ、人間。他人と関わる場面は絶対にある。
ということで、ここまで、自分一人で生きることを前提とした話をしてきました。
とはいえ、人間として生きるのであれば必要最低限、他人と触れ合う必要があります。
それが人間、人の間で生きる動物の宿命です。
従って、対人関係において上手くやり抜いていく能力が必要になると思います。
人間と関わる上で大事なことは、自分の芯を持つことだと思う。
これはあくまでも、僕の意見ですから、絶対に正しい保証はありません。
ですが、間違いなく大切なことなので心の留めてもらいたいことです。
結論、人間と関わるのならば
自分の芯を持つこと。
これがすごく大事になってくると僕は思っています。
啓発書や実用書も間違いなく対人関係において大きな力を発揮します。
それでも借り物の意見や知識だけで物事を語るのではなく、確固たる自分をもってして人と接することです。
人間として一本の芯が通っていなければ、信用してもらえないし、話を聞いてもらえません。
不器用でも良いとおもう。
話が下手でも構いません。
大事なことは、自分なりに見た世界に対し、自分で考え、自分なりに答えを持つこと。
そして、それを伝えることが出来るようになること。
これ。
いろいろな対人テクニックも効果的なのですが、この土台的な思考がなければ先には進めないのだと思います。
自分なりの哲学を身に着けるには、引き出しを増やすこと。
そして、自分なりに物の見方を見つけるうえで大事なことは、引き出しを増やしいろいろな見方が出来るようになること。
思考の選択肢を増やすことが、大事になるのではないかなと思います。
一つの物に対して、多角的にアプローチできる思考が必要なのです。
で、
その増やしていった価値観の集積が己の哲学や人生観を形成するのだと思います。
具体的に、その引き出しを増やしていく手段を紹介しますと、様々な作品を見てみること。
これが一つ挙げられますかね。
アニメ、映画、小説。
一流の人間が作り上げた作品は、哲学を増やす教材だ。
一流の人間の作品に触れること。
これを続けていくと、自分なりに考える力が身に付きます。
Aというものを見た時、答えを1つだけでなく20、30の答えを見つけることが出来ます。
対人においても、トラブルを避けることが出来るし、今回の題である他人と関わることにおいても大きな効果性を持ちます。
ですから、進んで名作と呼ばれる遺産に触れてみることをお勧めします。
オススメの作品
とにかくお勧めするのは、
星の王子さま
ですかね。
本が嫌いな人はまずはこの作品から手に取ってみてほしいですね。
人類史上5番目に売れている本であり、人間の真理に大幅に近づけるのではないかと思います。
他人に興味がなくても良い理由。
ということで、
他人と自分
この2つをキーとして話を進めてきました。
この項が最後になるのですが、
改めて他人に興味がなくても良い理由を僕なりの経験則からひねり出していこうと思います。
人間、頑張っていたら孤独でやらないといけないときがあるのだ。
上の通りです。
どんな世界でも、ワンランク上の世界に足を踏み入れるとき、自分一人でその問題に向き合う場面。
そんな時が来るのです。
そのときは360度、天上天下、自分一人戦っていく必要があります。
痛みを誰とも共有できません。すべてを抱え込んで邁進していく必要があります。
でも、そう言った世界の中で、己の確固たる価値観と経験値を築き上げることが出来ます。
そしてそこで築いた「何か」それが社会というとんでもなく広く厳しい世界で、闊歩するうえで偉大な武器になるのです。
孤独主義でも、そこに立ち向かう勇気があればいつか仲間は出来る。
さらに付け加えます。
戦いの世界の中にしばらく身を投じていると、同じベクトルに進む人と出会うことがあります。
そこで、初めて同じ目線で語り合える仲間が見つかったりするのです。
孤独で戦うからこそ、同じつらさを共有できる仲間が見つかるのです。
そう言った人間は、人生を充実させるうえで思っているよりも大きな財産になります。
「あいつがこれだけやっているのなら、俺はこれだけやらなくちゃ。」
「良し!あいつは、まだあんなもんか、ここで突き放してやろう」
といった感じで、自分が前に進むうえでのブースターとなってくれるのです。
他人と関わらないなら、それに応じた生き方を。
ということで、いろいろ書きました。
結論。
他人と関わらない、
そう言った星のもとに生まれたのであれば、それに応じた生き方を身に着けましょう。
自分の特徴を悪く見るよりも、どこかしらの良い面を見つけてプラスに転じる方が効率が良かったりします。
禍を転じて福と為す
という言葉もある通り、自分の欠点を強みにできる人間が本当に強い人です。
不器用は努力の口実になります。
陰キャラは他人と一つ違う味が出せます。
コンプレックスはモチベーションです。
そんな感じで、自分なりに強み見出してそれをオンリーワンの武器にすること。
それが、上手く生きていくことではないかと僕は存じます。
最後に。
明日が不安なら、今日を本気で生きれば良い。
ということで、今回は以上です。
ご清聴ありがとうございました。