工場で働いていると、なかなか時間が進まずに、考えごとにふけることが結構あると思います。
その中で、未来について考えるタイミングがあり、不安になる時が誰にでもあるのではないかと思います。
このブログの管理人は工場で長い時間、汗水を流し働いてみた中で人格を形成しました。
中小企業が運営する整備が行き届いていない現場。
そこには汗と油が霧散し、お世辞にもいい環境とは言えませんでした。
とはいえ。
工場は管理人にとって、学校のようなものだったなぁ、と思います。
高卒だった管理人は歪な形で大人になり、子供な部分も多かったのです。
しかし、さまざまな年代、性格の人がぶち込まれた工場は人と接する機会が多く、人によって対応を変える、という生きていく上で、必要不可欠な能力を磨いてくれました。
作業の性質上、一人で考える時間も多く、そういった意味では今の自分を作り上げる土台となったのではないかと思っています。
目次
工場勤務の末路は明るいと思っている
管理人自身の人生経験からすると、工場勤務や現場作業、いわゆるブルーワーカーの仕事でも精いっぱい頑張っているのであれば、未来は全然明るいのではないかと思っています。
今は、このブログを初め、色々なブログを運営してそれで収益を作っているのですが、稼げるようになるまで楽じゃありませんでした。
しかし、工場での仕事はしんどいことに対して鈍感になる術を教えてくれた気がします。そういった中で、僕は工場外での作業に没頭できたのでした。
不安をあおる、ずる賢い奴ら
いつの時代も不安をあおる人はたくさんいます。
最近ではようつべなんかを見ていると、広告が出てきて
不労所得を手に入れませんか?
と言った広告が沢山見かけます。
でも、こういった類の商売は結構昔からあって、ちょっとズルい人たちは
今現在工場員でいると、将来がどうだ~、とか、年金がどうだ~など言います。
そうこうして、不安になった人を上手いこと丸め込んで商材を買わせるなどそういった手口は人が人でいる限り、永遠に続いていくのではないかと思っています。
工場勤務をしながら、快適に生きる方法
工場勤務をしながら、快適に生きる方法とは何か。
それは、自分を磨くことだと思います。
しかし、どれだけ自分磨きをしても結果の伴わないものだったら、意味がないように思います。
管理人は昔、読書をしていたのですが、どれだけ本を読んでも現状は変わらなかったので、辞めてしまいました。
勿論、そこで得た知見は、現在活用することが出来ているのですが、それはあくまでもあったら便利程度の物でした。
基本的に情報と言うのは、得るだけでも意味がないということです。得た情報を使う場所をしっかりと選ぶことが大事です。
苦労することは、百も承知で副業を管理人は始めました。
お金は簡単に稼ぐことが出来ませんが、努力をすれば、それだけ収益化に近づきます。
大事なことは、日々勉強をすることで、そこに関しては、いつもやっている工場の仕事よりも変化が多くあきにくかったので、何とか続けることが出来たと思っています。
管理人は真面目に生きてます。
人間社会とはなんだかんだ上手いこと出来ていて、真面目にひたむきに頑張っていたら、なんだかんだ良い思いは出来るんじゃないの。
と最近になって思っています。
30歳ぐらいで、人生の3分の1を過ぎたかなと言う管理人。
色々な世界を見てきたつもりなのですが、やっぱり工場勤務なんかでも真面目にやっていたら、それなりには明るい未来が待っているのかなと思ったりしています。
副業の話をしましたが、やっぱりお金稼ぎの基本は肉体労働にあると思っています。
管理人は、現在はパソコンでお金を稼いでいるのですが、これは後から何度も書くことなのですが、やはりお金稼ぎの基本的な部分は工場で働くところで身に着けたと思っています。
せっかくなので、工場勤務をしたときの話とか、工場勤務のメリットなんかを書いていこうと思います。
工場勤務の末路。管理人も元工場員でした。
はい。
現在、ブログやサイトでお金稼ぎしている管理人ですが、元々工場員です。
工場員として働いている時、自分はまあ、ぼちぼちできる方だったのではないかと思っています。
結構体育会系の工場で、中小企業にはよく見られる光景なのですが、仕事でミスをしたやつを徹底的に叩きのめす。
それが、管理人が働いていた工場の感じでした。同期では9人ぐらいはいったのですが、気が付けば辞めていて、そのときに
社会って厳しいな
と思ったりしました。
とはいえ、心のどこかに社会ってこんなもんだろう。
という気持ちもあって、理不尽に怒られることも、自分の内面で正当化し、仕事に従順に頑張れました。
そして、変なところで器用なところがあって最初は馬鹿ほど怒られた仕事もだんだんこなせるようになりました。
気が付けば、それなりに腕が立つようになって、30手前ぐらいにはエリアを任されるぐらいになりました。
管理人が工場勤務をする上で、とにかく気を付けていたこと。
現在は自宅でそれなりに稼ぐ術を見出せたので、自営でやっています。
しかし、キャリアのほとんどは工場員である管理人。工場で働く中でとにかく気を付けていたことを、書いていこうと思います。
ただ、工場勤務というのは手を動かすだけでなく人間としての立ち回りや、コミュ力、要領の良さなどがないと生き残れない場所です。
管理人自身は、そういった部分を意識して伸ばした結果、セカンドキャリアであるブログ運営で上手くいった部分があります。
工場勤務は人間を育てる土壌があるのだと思っていて、今回はその土壌をどう活かすのか、その方法論をまとめました。
とはいえ、人間というのは本当に人それぞれなので、実践できるかわかりません。
真似をせず、参考にする程度にお願いします。
工場勤務をする上で、ともかく気を付けていたこと5選
- 感謝を欲しない
- 努力は必ず水面下で。
- 絶対的に敵を作らない
- パワハラ上司は現象として飲み込む
- 人に言われる前に、やる。
感謝を欲しない。
個人的に、結構大事にしてるところです。
工場の仕事は自分の範囲外の仕事をすることが多いです。
10言われている仕事をこなしてるのに、他のエリアの4~5の手伝いをお願いされる。
と言うのが自分の工場で結構ありました。中小企業に勤めている人はなんとなく心当たりはあるのではないでしょうか。
そういった仕事を断ることも可能ではあったのですが、なるたけ敵を作らないためにやらざる得ない場合があったりします。
自分の工場は、
「あんたのところの納期できたんなら、うちの所やってよ」
と、駆り出されることがよくありました。特に、社員の出入りが多い所で、人員不足が慢性化し、それが頻発していました。
で、そういった仕事をこなしたときに、自分は感謝をすることを期待しないようになりました。
青い時は、こういった大仕事をこなしたときに
「ありがとな!!」
という、声を期待していたのですが、そういったことを期待していると、自分の仕事にムラができる。
と言うように考えて、仕事を終えたら無機質に
「依頼された、○○という仕事、△△と言う仕事、××ですね、多分これでいいと思うのですがどうでしょうか」
と連絡し、OKだったら、足早にその場を去るようにしたのです。
仕事はすれど、見返りを求めない。これを意識して、黙々と目の前の仕事に取り組んでいたら、ちょっとずつですが仕事が出来るようになりました。
努力は必ず水面下で
努力することは、すごく大事です。
自分は副業をする以前は、自己啓発書を読んでいて、7つの習慣とかアドラー心理学とか読んでました。
まあ、世間で評価されている啓発書ばかり読んでいたのですが、何かと効果性は感じられました。
狭いコミュニティで毎日同じメンツと顔合わせする工場において、人間的な哲学を自分なりに形成すると、強く生きられます。
工場は、自分色の思想に染めようとする、リーダー格の人が結構いたりします。そういった人に嫌われるとかなりめんどくさいです。
かといって、その人に合わせてしまうと心がどんどん汚れて、良いことにはなりません。
だから、そういった人に迎合しつつ、内面に確固とした人格を作っておくことがかなり大事です。
そのためには、確固たる自身をつけるために自分で考える習慣を作ることが大事なのですが、最近は情報収集にSNSを使う人が多いように思います。
しかしSNSは他の人の意見が余計に入り過ぎてしまうので、結局身につくのは他人に流されることだけになってしまいます。
そこで大事なのは、他人の意見をいちいちくみ取る必要のない、漫画、本、映画などの類になります。
自分はいろいろな作品を手当たり次第に見るタイプではなく、一つの作品を穴が空くまで読むタイプです。
色々な作品を手当たり次第読むことも良いのですが、当時は経済的な事情もあったし、それにキャラクターの背景なんかも考える習慣が出来ました。
それが、案外対人関係で役立つ機会が多かったので、一つの作品を多く読んでいます。
絶対的に敵を作らない
3年目ぐらいの時でしょうか。
自分は敵を作ることを辞めました。
敵を作らない方法は2つあって、
- 最強になること
- 全ての勝負に負けること
例えば、メジャーリーグで活躍する大谷君は間違いなく、最強だと思います。
能力だけでなく、人間性まで完璧で隙がありません。ああいった人間には基本的に敵はできません。
そして、大谷君レベルでなくとも、どの世界にも最強格と呼ばれる人がいて、そういった人にたてつく人はおらず、心底快適に暮らすことが出来るのだと思います。
しかし、大抵の人は大したことがなく、それゆえにいろんな人にダメだしなんかされるし、仕事でミスを連発するしで、シンドイ思いをすることが非常に多いのです。
そして、工場と言うのはあまり大きな声では言えないのですが、鳴かず飛ばずの50代のおっさんとかが多くいて、幅を利かせていることも少なくありません。
だから、少しのことで敵が出来たりします。
当時は20代で結構、とげがあったと自覚している管理人も最初は抵抗したりしていたのですが、その内、仕方ないと思って受け流すようにしました。
漫画のキャラクターみたいに、上司に歯向かうことが出来れば、カッコいいのですがそんなことは不可能です。
だからこそ、もう諦めて何か言われたとしても、素直に聴き入れましょう。そして、これも修行だと思うことが大事です。
うっとおしい助言も耳をすませば、その人の願望が覗き見られます。それを逃さず組み入れて、仕事に活かすと
「ほお、あいつは見どころあるな」
と思われることが、結構あり、得が出来ます。
パワハラ上司は現象として飲み込む
最後にパワハラ上司は、割り切りましょう。
もうそういった存在、現象として飲み込むことが、大事だと思っています。
雨が降れば、服が濡れるし、長い間太陽に照らされた大地は乾いて、土地を貧しくします。
それと一緒で、工場という閉鎖的な場所で、なおかついろんな人をまとめる必要がある工場では、上司というのは荒れる傾向にあるのだといえます。
最も、そういったことをしない優秀な人もいますが。
僕自身も、相当、苦労させられました。
そこで、これ自体も仕事のうちなんだ。と思って、割り切って仕事をしていました。
ただ、それを続けていると理不尽に対する免疫を獲得することができ、それが今の僕をつないでいる生命線のような気がしています。
パワハラというのは経験者からすればわかると思いますが、理不尽を煮詰めたようなものです。
しかし、人間関係というのはそういった不条理が案外まかり通っているようなもので、そこに対する免疫を獲得すると、いろいろな物事を円滑に進めるようになります。
工場勤務で生きていくには、理不尽との向き合い方が必須だ
工場勤務、という限定はできませんが、仕事は結局理不尽との向き合い方のような気がしています。
どんな組織もおそらくですが、長く続けていくと、無理をしなくてはならない部分が出てきます。
それは、人間の体と同じようなもので、年を取っていけば、免疫が低下したり、肝臓が悪くなったりして、どこかしらに大きな負担がかかるのです。
組織においても、直さなければならないのに、慢性化して直せていない部分があって、その仕事を担当した結果、理不尽を被っている人はかなり多いのだと思います。
管理人も実は、そういったことを経験した一人です。
そういった中で、一つ助言をすると、
あたりまえにある理不尽の中に、どういったやりがいを見出すか。
ここに光明があると思っています。
すこし、小難しいことを言うかもしれませんが、理不尽とはそれすべてが理不尽ではないような気がしています。
いろいろな要因が絡み合って、それらを総称して理不尽と呼べるのです。
理不尽を目の前にして、不満を垂れ流すことは簡単ですし、それはだれでもすることです。
ただ、重要なことは、さんざん文句を垂れ流した後、少し頭を冷静に広い視野を持ち、理不尽と向き合ってみることです。
そうすると、細部が見えてきたりします。そしてその、細部にこそ問題解決の糸口があるのではないだろうか思っていたりもしています。
最後に言いたいこと。
自分ができることを、一つずつこなしていくこと。
ここに正解がある気がします。
工場の仕事に正解はなくて、例えばマニュアル通りにやっても失敗することがあります。
そういったときは、血相を変えて怒られることも珍しくありません。それでも、その怒られた事実に対して、逃げずにまっすぐに向き合い続けること。
マニュアル通りにやってできないのなら、どこに欠陥があったのか、しっかりと把握すること。それを継続することが、工場という肉体労働をうまくやっていく秘訣のように思ったりしています。