野球における筋トレ
野球は道具を使うスポーツ。
そう考えれば、筋力は必ず必要になります。
「柔よく剛を制す」という言葉もありますが、「柔」の部分にも筋力がなければ成り立たない技術がたくさん存在する。ですから野球のスキルを磨くのならば筋トレは避けて通れません。
ですから、今回は野球の筋トレについて掘り下げて書いていこうと思います。
軟式野球だろうが硬式だろうがフィジカルは正義ですので、自宅で出来る筋トレはマジで最強です。
立ち話をしても、時間の無駄なので早速紹介していきます。
野球と自重トレ
野球選手は体のバランスがすごく大事です。
上半身、腰、下半身の筋肉をまんべんなくつけ、その中でパフォーマンスを上げていく必要がありますね。
そして全身の筋肉をバランスよくつけるうえで大事なものはなにか。と言えば、間違いなく自重トレーニングになると思います。
野球は全身を動かすスポーツ。
ですから、「自分の体重を自在に動かせる能力」はパフォーマンスを上げるうえで必要不可欠です。
野球選手に必要な自重トレはバリエーション
そして全身の筋肉を鍛えるうえで求められるのはバリエーションです。
下半身、上半身、腰といったざっくりとした株わけではなく、ハムスト、ふくらはぎ、上腕二頭筋、胸筋、腹斜筋、腹直筋といった細かい株分けを持ち体を鍛えていくことが効果的ですね。
それらの筋肉はある一定のトレーニングをやっただけでは理想的な付き方をしないわけです。
アプリを使えばいいと思う
最強の有能アプリがあります。
これの全身運動を毎日10分こなすだけでも、野球に必要な筋肉は満遍なくつけることが出来ます。
勿論無料です。
このアプリでつけることが出来る筋肉
下半身全般、上半身全般、腰全般。
それに加えて体幹メニューもあります。まさに、不足なしという感じですね。
野球人のアウターの鍛え方。
さきほど自重トレーニングについて語りましたが、やはり打球を飛ばすのであればアウターも必要になると思います。
デカい筋肉は車で言えばデカいエンジンです。ランボルギーニが山道や砂浜をものともしないように、馬力を上げることが出来れば全てのプレーのレベルは底上げされます。
自宅のアウターはバーベル一つで完結すると思う
バーベル一つあれば、野手に必要な筋肉はつけることが出来ると思います。
ちなみにバーベルの重さは大体10キロ~50キロの調整できるものでOKですね。
あまりに重すぎるものは補助が必要になりますし、これぐらいの重さでも回数を増やすことで負荷は調整できます。
そして次に種目を紹介していきます。
野球人のアウタートレーニングはとにかくハイクリーン一択。
参考までに。そっくりそのまま真似てOKです。
youtubeチャンネル→ 銀ちゃん Gin Fujiwara
野球に必要な筋肉は打球を遠くに飛ばしたり、強い送球を投げたりする筋肉です。
それの大元の正体は瞬発力と背筋力にあります。言ってみれば背中側の筋肉ですね。
そして、そこを鍛える上で効果的なのは、ハイクリーン一択なのです。
このハイクリーン。
大谷翔平選手を初めとするスラッガーが精力的に取り組んでいるほかゴルファーやテニスプレイヤーも取り組む種目です。
物体に瞬間的に力を加えるスポーツならばまず効果的な種目だと思います。
続けることが出来れば、爆発的な力を発揮する瞬発力と全プレーの質に関わる背筋力を両方鍛えることが出来。尚且つ肩、ハムストリングを中心とした全身を鍛えることが出来ます。
3か月で打球、送球の質はまったく変わってきます。
それと、僧帽筋と肩幅がいかつくなるので小顔効果もある。というおまけつきですがこれは野球には関係ありませんね。
30~50の重量でもスクワットは良い負荷になる
バーベルがあればスクワットも出来ます。
30キロの重量で行うスクワットはガチ勢から言えばウォーミングアップです。それでも回数を増やし安定したフォームで行えば強靭な下半身を作り出すうえで高い効果性を発揮します。
補助なしで出来るのもあり難いことです。
20キロで行うショルダープレス、アームカールも体を鍛えるうえでうってつけ
上の通りです。上腕二頭筋に効くアームカールですがリストを鍛えるうえで効果的ですし、ショルダープレスは肩をデカくするうえでうってつけです。
50キロぐらいまで重りを変えられるバーベルがあれば万事解決
ジムに行きたいな。と思う人もやっていく内にしんどくなってきます。
しかしながら部屋にバーベルが転がっていれば暇な時にトレーニングできるので筋トレに着手しやすい。
そういった意味では、それなりの重量を持つバーベルを一つ部屋に転がしておくのもオススメです。
バーベルはどうしてもお金がかかりますが、そこは財布と要相談だと思っています。
素振りという名の筋トレ
最後に紹介したい筋トレは素振りですね。
素振りは型を身に着けるという意味では技術的なトレーニングの一面を持っていますが、実際はバット(トレーニングバット含めて)という700g~1200gの棒状の負荷を決められた型で振り回す、筋トレなのです。
この重りを自在に扱えるバッターがつまるところは良いバッターです。
マスコットバットはなんだかんだ有能なトレーニングツールだ。
なんだかんだ、重いもの扱うトレーニングはありです。
重いものが扱える=熟練度が高い証明になります。
それもあってマスコットバットを懸命に振るトレーニング。これを僕はやっていくべきだと思います。
シンプルですが、回数をこなすことで確実な成果を発揮するでしょう。
軟式野球をやっている方ならば実打撃可能なマスコットバットを背中に担いで、バッセン通いする。100キロ~120キロを打ちまくる。
そうすれば、ボールに対するコンタクト力も日増しに上がっていくのではないかと思っています。
そう言った姿は周りからはガチ勢だと思われて恥ずかしいかもしれませんが、そこは慣れです。
一人カラオケ、一人焼肉同様。結局は慣れでどうにかなります。
マスコットバットは1キロ相当の物を振り回すと良いと思います。
打撃練習はマスコットバットを振りまくるのがなぜ良いのかを解説します。
素振りは最も基本なトレーニングであり、だからこそやる
回数をこなせば打撃フォームが安定します。打撃フォームが安定すれば結果が安定します。
全ての安定の源である素振りは野球人にとっては今後もっともお世話になる「良い練習」となるかと。
最後に。自宅でも良いバッターになれるよ
ジムとかグラウンドとか、環境というものは求めれば求めるほど良いモノを欲しがってしまうものです。
しかしながら、そういった環境に恵まれない人もいるわけでそういった人たちは自宅がトレーニングの手段になるワケです。
そんな中で、どういったトレーニングに勤しめばいいのかを今回紹介してみました。
半年間続けてみる
半年で人は変わります。
- 自重
- ウエイト
- 素振り
各自、適当に。されど真面目に取り組み続けてください
大人は考えて練習をしろというけれど、時には思考停止でやるのもアリ
野球は頭のスポーツです。そういったこともあり、考えながら練習をすることも大事です。
しかしながら、どうしても答えの出ない迷いの生じる練習があると思います。
例えば素振りをしているときに、体が開いていないかとか足の上げ方がどうかとか、よくわからなくなってバットが振れなくなる。
そういった時はもう考えなくともいいのだと思いますね。どこ吹く風で自分の身に任せて、適当にやることも大事だと思います。
最後に筋肉は技術よりも成長が速いので。
技術を身に着けるには年単位の時間がかかりますが、筋肉はその気になれば数か月で手に入ります。
そういった意味では体を鍛えることに走ることは野球人にとっては利口な判断であると思います。それに筋肉がないと体現できないスキルだってあります。
逆方向への強い打球や、粘り腰で変化球をヒットゾーンにもっていく技術などですね。
そういった意味でもワンプレーの実現力磨き上げるために体を鍛えることは大事です。
ということで、体を鍛える手段をいくつか書いていきました。良ければ参考にして今後の活動に役立ててもらえれば幸いです。