人間性を高めるには?
土台、
人間性って良く言われる言葉です。
- 人間性を高めろ
- 人間性が成っていない
- 人間性が成功の秘訣です。
人生を振り返ってみれば、先輩とか親とか先生に口酸っぱくして言われるワードそれが「人間性」ではないでしょうか。
一方で、そこについて掘り下げて考える人って中々いないんじゃないのかなって思います。
改めて考えると人間性って何なんだろう。
とはいえ、社会人として世を渡り歩いていく上で必須項目であることはなんとなくわかると思います。一部の例外を除いて成功を収めている人は皆等しく高い人間性を持っているものです。
ここで、一つ名言を書いていきたいと思います。
人間的進歩無くして、技術的な進歩なし
これは、故、野村監督の言葉であり野球界に50余年関わった人間が言うからこそ説得力が付与される言葉ではないかと思います。
どんな世界でも人間として未熟であれば技術は乗っかってこないわけです。
まあ、長話をしても仕方ありません。
今回は人間性を高めるうえで効果的な手段を僕の人生経験をもってして書いていきたいと思っています。
目次
人間性の定義について考えてみたい。
まず人間性って何を指すのかと。
これについて掘り下げて考えたのですが、はっきり言って人によって人間性の定義は違うと思っています。
誰かのために頑張れる人を人間性が高いという人もいるし、自分のために苦しいことを耐えられることを人間性が高いという人もいる。
また、先ほど書いた通り人間性に答えはなく場面場面で多くの人の支持を集めることが出来る人のことを人間性が高いと感じる人もいるだろうと思います。
ただ、僕の一意見を言えば、人間性は次の項目から成り立っているのではないかと思っています。
- 柔軟性
- 耐久力
- 教養
はい、3つの分野です。
これらが高いレベルでまとまっていれば、
人間的に高い次元に立っているといっても問題ないのではないか
と思っています。
もっと端的に言えば上の3つが高い人間というのはIQとEQこの2つが高い人間と言えるのではないかと、僕は推察しています。
で、そう言った人間は比較的支持を集めやすいし、結果を出しやすい。
結果的に、人間性が高いと言われる傾向にある。と思っております。
ちなみに、一つの分野だけ突出して高いというのはあまりよくないと思っていて、こういうものは全体的にまとまっている方が良いのかな。
というのが1意見です。
各分野における掘り下げ。
多少の掘り下げは大事だと思っているので書いていこうと思っています。
- 柔軟性
- 耐久力
- 教養
これらが人間性においてどういった作用を及ぼすのか、ワンポイントだけ書いていこうかと。
人間性の要因1.柔軟性
目の前で起こる問題に対していかに柔軟に対応できるか?これは人間性に大きく関与する要因であると思います。
ここが低ければ、すぐに感情的になったり、また挫折してしまったりで物事を解決できなかったり、人間関係の破たんを生みます。
人間性の要因2.耐久力
どれぐらいまでの衝撃に耐えられるか。人間としてどれだけ丈夫であるかということですね。別の言い方をすればストレス耐性と言えば分かりやすいかもしれません。
自分にとって不都合が起きた時こそ、その人間の本質が見えてくるものです。
人間性の要因3.教養
どれだけたくさん知っていて、なおかつそこから自分の言葉で物事を分解できるかの能力です。まあ、「人間としての賢さ」と言えば分かりやすいかと思います。
単純にIQが優れているだけでなく、謙虚さ、やさしさ、強さ。つまるところの人間的な賢さも持ち合わせていることが条件ですが、ここの次元が普通の人より2つ、3つ高い人が指導者になったり結果を残せる人かと思っています。
人間性を高めるカギは上3つを高めていくことになるかと思っています。
勿論、そのほかの雑多な要素もあるだろうと思います。
とはいえ、上の3つを極めることが出来れば人間としては高い次元に立つことが出来、多くの人に支持され人生をそれなりに謳歌出来る人ではないか感じます。
僕自身は、22歳までからっきしの人生を歩んできたのですがそこから一念発起して上の分野を磨いていった部分があります。
特に結果を出すためには教養はすごく大事なので、必死こいて伸ばしていったと思います。
まあ、そう言った経験則をもとにして人間性を高めていく手段を書いていこうとかなと思いますね。良ければ参考にしてください。
人間性を高めるとすれ違うこともある。
とはいえ、一つ、これもあります。
自分が賢くなると、そのせいですれ違う人も増えるということです。
とは言っても、どんな物事も等価交換であり、これは仕方がないことかなと思っています。
賢くなるとは住んでいる世界を変えるということであり、住んでいる世界が変われば、人間としての価値観が変わります。価値観が変われば付き合いを持つ人が変わる。
そのせいで、孤独になることもあるかもしれません。
とは言っても、世界が広がることは何よりも変えがたい価値がある。
人間性を高めて、目線が変わると今まで体感していなかった世界を感じることが出来ます。そしてそこで、自分の人生の本質が見つかったりするかもしれません。
ですから、捨てるものはあるけれど、人生を追求するには人間を高めることは大事だったりします。
人間性を高めるうえで大事なこと1.泥臭くなること。
個人的にこれはすごく大事だと思います。
泥臭くあれば、いろいろなことを吸収できます。
一方、プライドとはその高さに反して、人間力の低下を招きます。
成功者は皆、自分の仕事に対してプライドを持っているようですが、実際に観察していると幾度となくプライドを捨て、今の形になっていることが分かります。
巨人軍のスーパースター坂本勇人は幾度となく、打撃フォームを改造してきた歴史がありますが、後輩に対して幾度となく質問していたといいます。
バットの出し方、構え、ボールへのアプローチ。
で、これこそが、坂本勇人がスーパースターたるゆえんだと思いますね。
野球だけでなく、あらゆる分野においてアンテナをはれる人は優秀だ。
どん欲に吸収しようとする人間はあらゆる分野において実績を上げやすいと思います。
というのも、盗むという行為は0→1の段階をすっ飛ばすことだからです。
どんな分野にも共通して言えるのは、新しい概念を作り出すことつまり0→1にするにはすごく労力がいるということ。ただ、人から盗めば予め完成された手法を自らの手中にできるわけです。
それは無駄な労力を削減し、すごく効率の良いことです。
とある時を境に一気に結果を出すようになったなあと思う人がいたら、その人が何かしらの真似をしていないか注視してみると良いかもしれません。
いつだって「コツをつかむ」の裏側には第三者のコピーや、助言があるのです。
球児、左足ちゃうか?
人間性を高めるうえで大事なこと2.様々な作品に触れること
やはり人間力を高めるにはそれなりの土台が必要不可欠です。
無から有が生まれないように、ある程度の基礎が出来ているからこそ何かしらの結果が生まれていくわけであり、これは
ローマは1日してならず
という、金言が表しているかと。
はい。
僕がおすすめすることは
様々な作品に触れることです。
先ほど書いた通り、いろいろな人の真似をすることが大事であり、それは手法やスキル、ノウハウだけでなく、考え方も同様に言えます。
すぐれた作品には優れた考え方があります。そこから考え方のエキスを吸収すれば、秀逸な人間性を築くうえで良質な土台になると思います。
見るものは何でもいいです。
上の通り、
見るものは何でもいいです。
ただ、食わず嫌いは良くなくて少しでも
「おっ」
と思った作品には即座に手を伸ばすぐらいの気概をもってして、作品鑑賞をして行きましょう。
このチャンスを逃したら、もう人生で一生見れないんじゃないのか?
それぐらいの気持ちで見る必要性はないかもしれませんが、その気持ちの2,3歩ぐらい手前の気持ちで本屋や映画館に赴いてみることをお勧めします。
そうすると、脳の受動態が活性化してアンテナが広がると思います。
オススメの作品は
映画ならば、スタンドバイミー、アニメならば鋼の錬金術師、漫画ならば宇宙兄弟、金色のガッシュ、そして啓発書は野村ノートをお勧めします。
色々なジャンルをバランスよく見ることで偏りがなくなります。
作品を見るうえで気をつけるべきことは、
思想を乗っ取られないか?ということです。
まあ、ちょっと怖い感じで書きましたが実際によくあることで、その作品が余りに良く出来過ぎていて、自身の価値観を一変させてしまうケースがよくあるのです。
ですから、いろいろなジャンルを見ましょう。
SF、啓発書、小説、アニメ、漫画。
幸いにも現代ならば、スマホ一つでこれらは視聴することが出来ます。
人間性を高めるうえで大事なこと3.努力の吐き出し口を作ること。
とまあ、自分磨きについて2つほど掘り下げたのですが、それらと同じかそれ以上に大事だと思っていることがこれですね。
努力の吐き出し口作る。
自分磨きにおいて、挫折する人が多いのは結果を出せる場所がないからです。どれだけ刀を磨いても、キレ味を試せる場所がなければ寂しいですよね。
それと一緒で、蓄積した知識やスキルを吐きだせる場所作らないことには前には進めません。
だから僕は次のことをお勧めします。
副業をするなり、プログラムをするなり。
まあ、お金を稼げる場所を今働いている会社以外で作ってしまうということが、効果的だと思います。
社会人として目に見える結果と言えばやはり、お金を稼げるか否かであり、そこで結果を出すことが出来れば見える世界も大分変ってくると思います。
そして、お金を会社からではなく自分で稼ぐということは本当の意味で、社会を知るということになります。
これは、最初のうちに描いた柔軟性、耐久力、教養。そのすべてを満たすうえでうってつけであると言えます。
体力に余力があれば、少しずつ初めてみると良いです。
死にかけでやるのもあまりよくないので、体力に余裕があり殻を破ってみたいなと思う時こそ、副業等をやってみることをお勧めします。
エサを与えられるのではなく、自分の牙や爪で取るというのは別の意味での生きがいを感じることになると思いますね。
ということで、人間性の高め方について書きました。
第一に僕が思う人間性の3大要素は
- 柔軟性
- 耐久力
- 教養
この3つから成り立っているわけであり、それらを効果的に高め比較的高い水準でまとめる手段は次のことを繰り返すことです。
- 泥臭く
- 様々な作品に触れること
- 努力の吐き出し口を作る
お金稼ぎの世界とか、スポーツの世界においては何かしら突出していた方が需要を獲得しやすいのですが、人間性は何か一つが欠けていたりすると、そこから瓦解が生じやすくなります。ちょうど、鎖の一部分が弱いとばらけるような感じです。
ですから、全てのレベルを高いレベルにまとめようとすること。
あらゆる角度から見て強い自分を形成することが大事なのではないかと思っています。
人間性を高めることは、インプット、アウトプットに落ち着く
最終的には良く学び、良く実践する。ここに落ち着き、つまるところは、インプットとアウトプットの繰り返しになるのではないかと思います。
言うなれば、途方もない反復です。
それが、人間性を築くうえでの層みたいな感じで積み上がっていくのです。
プロのスポーツ選手やお金持ちを見てもそれは絶対法則のようですし。
ですから、泥臭さが大事です。
失敗は前提として考え、実践の中で法則を見つけ出し、そこから成功の秘訣を導く。
くどいですが、その道のりは反復作業の繰り返しになり、どちらかと言えばしんどいことが多数を占めるでしょう。
それでも、それが出来る人は自然と高い人間性を携え、それに見合う実力と実績が積み上がっているものだと思います。
最後に言いたいこと。
人間として強くなるということは、自分の弱さを知るところから始まる。未熟こそが最大最高の教師である。
ということで、今回は以上です。
ご清聴ありがとうございました。