本を読むことで人生は大きく変わったりしませんが、それでもしっかりと本を読んでいる人は話していて面白いです。
色々な角度で物事を語ることが出来るし、目の前のことに集中する力があるので話題が逸れにくい。それ自体は人間が社会で円滑で生きていく上ですごく大事な力だと感じます。
また、直接人生を変える力はないのかもしれませんが、間接的に人生を変える力はあると思います。
僕は人よりちょっと不器用ですが、その分たくさん本を読んでカバーしています。現在の収益は月当たりに200万円に迫りそうな勢いですが、その要因を作っているのは日々の読書ではないかと思うのです。
人間は考えることが出来ます。その考える力をフルに使わないと勿体ない。
しかしながら、使い方を知らない人が多いのです。
酒が飲みたいのなら、大学に行け。
勉強がしたいのなら、図書館に行け。
賢くなることに限度はありません。人は学ぼうと思えば、学ぶだけ、より高尚な域に足を踏み込めるのだと思います。
今回は僕が読んで良かったと思う本について書いていこうと思います。人生に直結しないと言いましたが、割と直結する内容ばかりです。
目次
1.USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?
いろいろ迷った結果として、まずこの本を紹介します。
USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?
色々な分野がありますが、社会人がまず学ぶべき分野はマーケティングではないかと思います。マーケティングは商売をする上で必須のスキルですが、自分を売り出す方法も学ぶことが出来ます。
多くの人は意識をしていませんが、世渡り上手と呼ばれる人はみなマーケティングを熟知しているものです。
社会人は社会人としての生き方を知らない。
目から鱗の内容です。僕が工場員をしているときにこれを読んだとき、マーケティングについて学ぶと同時に自分の生き方を見直そうと思いました。
- スキルをいかにして磨くか?
- そのスキルをどうやって活用するか?
- 個人の力で社会で生きるにはどうすべきなのか?
自分を活かす方法や、今後の社会の中でどうやって組織に縛られずに強く生きていくのか。
今の僕を作り上げていく上で、大きなきっかけをくれた一冊です。今後の未来の歩み方が不透明な人は見ておいて損のない一冊かと思います。
マーケティングからは生きるための戦略を学べる
マーケティングからは生きるための戦略を学べます。
マーケティング=人生戦略
です。
実際に社会に出れば他でもなく自分を売っていく必要があるわけです。
そういった意味ではマーケティングから学び、血肉するというという考え方は人生において大きな意味を持ちます。
物を売るという哲学をそのまま横展開すれば、おのずと人生は豊かになる算段です。
社会人に大きな追い風となる一冊
動き出したいけれど、なかなか行動に移せない。
動き出せば、現実が変わるのに。
多くの人が感じているんじゃないかと思います。
ですが、この本はそこについて掘り下げて答えを出している
「めちゃくちゃに素晴らしい本」
だと思います。
2.チーズはどこへ消えた
ベストセラーを記録している本で、大谷翔平も愛読しているとか、しないとか。
発売から10年余りたっているにも関わらず、現代でも売れ続けていることを考えれば、この本の持っているパワーは近年発売された名著の中でも相当なものに分類されると言えます。
非常に短い内容ですが、書いてあることは、数千ページに及ぶ自己啓発書を凌駕するぐらいに衝撃的。
悩んでいるのなら動き出した方が良いです。
結論から言えば、
悩んでいるくらいなら動き出した方が良いでしょ。
ということが書いてあるのですが、まあ一度手に取って読んでみればなぜそういったシンプルな内容に多くの人間が心酔しているのか分かると思います。
壁にぶつかったときに繰り返し読める。
それに加えて素晴らしいところは、繰り返し読めるところにあると思っています。
読破するにあたって、かかる時間が少ないからです。
壁にぶつかったときに気軽に読むことが出来、そのたびに背中を押してもらえます。
3.五体不満足
人の強さとか弱さについて今一度考えさせられる本です。
僕はどちらかと言えば、というよりも「かなりの劣等生」なのですが、この本を読むことで自分の不器用さを短所ではなく、良い方に活かせるんじゃないのかな。と思ったりしました。
物事を見る角度を変えるだけで世界はこんなにも素晴らしく変わる。
まあ、それを楽観主義といってしまえばそれで終わりなのですが。
特「長」を活かす強い生き方
自分の「セールスポイント」を理解していないがために、思うような結果を残せない人は多くいるのではないかと思います。
工場員時代の僕も割とその傾向にあったと思います。斧で魚を捌くことはまあ、可能ですがそれでも包丁に比べるとその機能性は落ちます。
そういった意味で、本書は自分の強みを考え直すうえで非常に良い役割を果たしてくれます。
4.ライフシフト100年時代の人生戦略
昔は70歳で隠居していた老人が、これからの時代はバリバリやらなくちゃいけなくなってくるわけですが、今これを読んでいる人は老後を考えたことはあるのでしょうか。
多分、考えていない人が多いと思います。
本書はそこについて警鐘を鳴らす一冊であり、読んでいく中で今までの人生観が一変することだろうと思います。
教養&生き方を見直すきっかけになる一冊
統計的なデータや、それに基づいて編み出された人生計画の提案。
非常に面白い内容となっています。
+教養になる部分も多く、人生を考え直すきっかけになる一冊です。
5.嫌われる勇気
会話形式で進められていく一冊です。
内容としては「アドラー心理学」を現代人にも活かせるようにレクチャーしてくれるものとなっています。
アドラー心理学をここまで掘り下げ、言語化された作品は他にないと思います。
パラダイムシフト(価値観の変移)が起こる数少ない作品で、読み返したくなる不思議な力もあると言えます。
この本に書いてあることは、すべてためになる。
太鼓判を押してお勧めできる一冊です。
全ての人は変われる
心のコントロールを根性論ではなく、テクニックの一つとして語っているところは面白いな。
と思いました。
確かにテクニックならば、努力次第で磨いていくことが出来ますし、経験を積み重ねることでより洗練されていきます。
6.人を動かす
デールカーネギーの一冊です。
自己啓発書の源流とも言われるのが本書です。
半世紀前に発売されたにもかかわらず、いまなお現代でも売れ続けています。
コミュ障からコミュ強へ
現代社会では、コミュ力という言葉がよく使われています。
コミュ力がなくとも圧倒的な能力があればぶっちぎることは可能です。
それでも対人能力が乏しければその成功は長続きしません。
そういった意味では、本書は人間学について考え直すきっかけをくれる一冊ではないかと感じます。
あらゆる仕事に役に立つ、万能薬となりうります。
7.7つの習慣
スティーブンコヴィ―の7つの習慣ですね。
発売したのが、1989年でしたから
30年ほど売れ続けていることになる怪物自己啓発書です。
人間が生きる上で避けて通れない習慣の力
「7つの習慣」には以下のことが書いてあります。
習慣の力は強大だ。
一つ一つの糸は脆弱でも、それを紡いでいけば一本の縄となり断ちきれなくなる。
題名でもある通り、習慣の力について迫り、さらには限界まで煮詰めた一冊です。
現代でも習慣化の力について語られることは多いですが、表面的な部分だけであり、その本質について語られることはあまりないのかもしれません。
しかしスティーブンコヴィーは習慣の力について誰よりも、本質的部分を追求し書籍化しました。
8.星の王子さま
ここまで「大人の心に響く子供向けの本」もないと思うので、紹介しておきます。
大人と子供
大人になると、いろいろなことを知ります。
その中でも数字というものは、人の目を騙すうえで最も便利なものではないでしょうか。
年収、売上、年齢、勤続年数、経験値。。。etc。
この本はそういった数字や固定観念ではなく
「本質に目を向けること。」
ここについて読者に語り掛けた一冊ですね。
本当に大事なものは目に見えないところにある
本当に大事なものは目に見えないところにある
作中で出てきた、この言葉は多くの物事に当てはめることが出来るハズ。
仕事、私生活、恋愛。もっと大きな枠組みで言えば人生でもそうではないでしょうか。
歴史に残るものや、良いモノだけが全てではない。そういったこと全て内包した鋭い言葉であることは間違いありません。
読むたびに違う発見のある一冊です。
二十歳の時に読んだ星の王子さまと三十歳のときに読んだ星の王子さまでは、全く違うように感じる。
それがこの本が売れ続ける魅力なんだなと思いますね。
9.エッセンシャル思考
結論を言えば、この書籍の真髄は
「無駄を省く」
ことにあると言えます。
優秀な人こそ何でもできるわけですが、何でもできるからこそ力を分散してしまう。
これを読めば多くのビジネスマンは自分の生活スタイルを見直すのではないかと思うぐらい、力のある書籍ですね。
捨てることに重きを置いた一冊
手に入れることを推奨する数多くの書籍の中。
捨てることにこれほどフォーカスしたものもないのかもしれません。
あなたは
「捨てる」
ここにフォーカスしたことはありますか?
もしないのであればこの本の内容は衝撃的に写るはず。
10.野村ノート
ビジネス向けの本ばかり紹介している中、この本を紹介しようかどうか迷ったのですが
「間違いなく野球という枠組みを超えてためになる一冊だ。」
と思い紹介させていただきます。
本書は言うまでもなく、故、名将野村克也氏が書いた一冊です。
自伝に近い自己啓発書と言える書籍で、様々なビジネスマンに気づきを与えた名著です。
人間的成長無くして技術的進歩なし
どれだけ技術的な部分を磨き上げても、人間的に幼いものは結果を残すことは愚か、人に認められすらしない。
ということを作品内で説いています。
世の中には優秀だけど、人間的部分が成熟していないせいで非難される人が多いと言えます。
それは芸能界を見ていてもなんとなく感じることですし、皆さんの周りにも能力的には優れているし、言っていることも理にかなっているのだけど、どうしても好きになれない人はいるものだと思います。
野村監督が勧めていること。
そういった中で野村監督は感性を磨くことを作品内で奨めています。
鈍感は罪である
そして、その感性を磨き上げるのに最も効果的なものは「読書をすることだ。」と。
人間的成長をする上で、読書程効果的な特効薬、常備薬は無いのだと作品内で説いているわけです。
まとめ。
本日のおさらいです。
- USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?
- チーズはどこへ消えた?
- 五体不満足
- ライフシフトー100年時代の人生戦略
- 嫌われる勇気
- 人を動かす
- 7つの習慣
- 星の王子さま
- エッセンシャル思考
- 野村ノート
本はすごい人の意見を数千円で学ぶことが出来ます。
意味のない勉強なんてない
全ての勉強には意味があります。
「知らぬが仏」
という言葉もありますが、基本的に人は学ぶから成長します。
そして、
読書を続けていれば、
ある時、人生を変えるような一冊に出会います。
それが今後の人生の進路を大きく変えることになる。
そこに読書の意義があります。
僕自身もそういう本がありました。
「工場員時代に読んだUSJ~の本が僕に与えた衝撃は大きかった。」
電子書籍でも、実店舗でも構いません。
最高の一冊に出会うまでひたすら活字を追い続けるのです。
地道に追い続けるわけです。それを続けることが賢くなることだと思います。
兎に角、勉強。
勉強&勉強。
本記事が深淵ともいえる読書の世界にあなたを引っ張る役割を担えればうれしく思います。
人間は考える葦である
パスカル