製造業の仕事を辞めたいと思っている人は結構いるのではないかと思います。
製造業の仕事は一見すると、同じことを淡々と続けるようなものだと思われます。が、実際のところは割と頭を使うし体力だって必要です。
ある程度健康な体に高い理解力。
そういった意味においては「人間」という生物としての総合力がある程度高くなければ務まらない仕事であると言えます。
ただ、そんな仕事にもかかわらず世間からの評価はあまり高くないのでやっている人間からすれば「やってられない」という気持ちになるのはなんとなく理解できるような気がします。
これを書いている人間は元製造業の人間で高卒から4年間ほど工場で働いていました。
22歳の時に心機一転を図って、副業を始めた結果それが向いていたのか別の道に進むことになりました。
勿論、向いているとはいっても最初は上手くいきませんでしたが、日々それなりの努力していく中で技術が身に付き。
その身に付いた技術に比例して収益が増えていった感じでしょうか。
製造業を辞めたいと思う人がすべきことは。自分の適性を探すこと。
製造業の悪いところは手柄を立てにくいということです。ある程度仕事が出来ても給料が爆発的に上がることはありません。
そういった中で頑張り続けることは何というか馬鹿らしくなるので、ある程度日が経つと必要最低限の仕事しかしないようになります。
その結果として、人間として成長する機会を逃してしまうことが一つあるのではないかと思います。
僕が思うに、人生を変えるうえで大事なことは自分にあっている場所で頑張ることだと思っています。
これはあまり自慢出来た物ではないのですが、僕はアフィリエイトで生計を立てています。大体月当たりに200万円ほどの収益が入ってきているので、まあ安泰かなと考えています。
それなりに苦労をしてきた中で思っていることは、出来るだけ苦労が少ない所で結果を出せる場所を探すのが大事だということです。
鮫が海でなぜ強いのかと言えば、鮫には大きくて水の中で速く動けるヒレがあり、すぐに生え変わる歯があるからです。
海の中で生きるための全てが備わっているのです。だから鮫は海であんなに堂々と泳ぐことが出来るのです。
これを言えば、当たり前と言えば当たり前なのですが、なかなか理解できる人は少ないのではないかと思います。
ある程度できてしまう人は結構危ない。
ある程度仕事が出来てしまうほど、危ないと思っています。その理由はそこまで不満が出ないからです。
僕は工場員をしていた、というのは先ほど話したと思います。
僕自身、仕事が全くできなかったと言えばそんなことはなかったと思います。
入社したての頃は全くもって能力がなくて、不器用だったので日々雷が落ちました。工場の仕事は失敗すれば連帯責任です。
だからこそ、上司の人は怖い人が多くて、最初の頃は委縮して全くだったのです。で、
「これではダメだ」
と思って工場での仕事を頑張りました。
出来るからこそ、満足してしまう。
その結果として、ある程度仕事が出来るようになり、エリアの機械を複数台見れるぐらいになりました。
で、そんな感じになれたので、
なんとなくできるから、まあこのままでいいや
と思って、日々を過ごしていました。何より、自分より仕事が出来ない人が周りにいたおかげで、自分は優秀であると錯覚してしまったのです。
しかしながら、どれだけ仕事が出来るようになっても無能だったころとさほど給料は変わらないのです。それでも、努力は習慣になっていたので続けました。
それでも、全くもって取り巻く環境が変わらない状況において努力の効果性が分からなくなってきたのです。
そこでふと考えたのが、
工場に費やした努力を他の場所に費やしたら、俺もっと上に行けるんじゃねえか?
ということですね。まあ、若者らしいな(笑)と思いますが、20代なのですからこれぐらいあってもいいんじゃないか?とは我ながら思います。
人間には今よりもマシな場所があります。
今それなりに頑張れているから言えることは、人間には
今よりもマシな場所がある
ということでしょうか。
マシな場所と言えば、言い方は悪いですが、努力することはつまるところ
「ちょっとだけマシな自分になろうとする」
ことに他ならないのだと思います。
僕がアフィリエイターになった理由。
僕が工場員からアフィリエイターになったのは、マシだと思ったからです。条件が良かったからです。
結論、今よりも条件のいい場所で働こう。そうやって努力していけば最終的にはそれなりに稼ぐことが出来るようになっていると思います。
それでもほとんどの人は、そういった方向に努力することが出来ません。そもそもの話、今の自分は割と出来る奴だと思っているからです。
一つの職場で自分の力は測れない話。
僕が思っていることは、
一つの職場で己の実力を図ることは不可能だ
ということです。
確かに、職場で頑張って自分の実力をある程度知ることも大事なことですし、そこで仕事をすることがどういったことなのか?輪郭を理解することは大事です。
その仕事で得た哲学が、後々の人生の基盤になることだってあるでしょう。
それでも、一つの職場で自分の真の実力だって測れません。
池の中では主だったナマズもアマゾン川にいけば、そこら辺の魚です。逆にアマゾンの中では大したことなかったヒアリは日本においては特定外来生物として猛威を振るっています。
人間の世界でも同じで、その職場である程度重宝されていても、実際のところはそんなにすごくないなんてことはよくありますし、逆にその職場では大したことなかった奴が他の場所で戦ったら、凄い奴になれるかもしれません。
だからこそ、挑戦してみるのも悪く無い賭けかと思います。
俺は若いからまだ大丈夫は危ないという話。
俺は19だから、20だから、21だから・・・といっていたら、時間はあっという間に過ぎていきます。
本当に時間の流れは速いです。人間の年齢は1歳とるごとに+1キロされると言われます。
そういった中で、今時間が遅くてもいつの間にか抜き差しならない状況になっていることは普通にあります。
僕の場合18~22は一瞬でした。
僕の場合は、18歳から22歳まで本当に一瞬で何もできないまま時間が過ぎていってしまいました。
だから、副業を始めろとか、自営業を始めろとかエラそうなことを言うわけではありませんし、そんなのは自分のタイミングでやれば良いと思います。
でも、何か始めようとしている人が今年の夏始めようとか、年が明けたら始めようとか言っていても結局はやらないと思います。
人間はやらなくちゃいけないことを、何かと理由をつけて先延ばしにする天才です。未来を変えていくためにはそういった自分に打ち勝って行かないといけないのです。
自分に打ち勝つ方法は小さいことから。
とにかくは小さいことからはじめましょう。
僕の場合は本格的にアフィリエイトをするのではなく、ブログを立ち上げる所から初めて、そこから1000文字書けるようになり、続ける中で文章構成のやり方を学びました。
意欲とは最初から持っているものではなく、育てるものです。
経験則から、最終的に上手くいく奴は、楽しめる奴だと思う。
しんどいことを楽しめることを才能、というのであればもう何も言えないのですが僕がアフィリエイトをやったり、そのほかの副業をやったりしている中で思うこと。
それは、最終的に上手くいく奴は楽しめる奴だと思う。
という話です。
能力が低すぎるが故に楽しめる。
僕の場合アフィリエイトの才能があったわけではありませんし、スタートラインは他の人よりも250歩ほど後ろから走る感じだったと思います。
それでも、能力が低すぎたが故に自分と他を見比べることなく、一歩ずつ横着せずに進むことが出来ました。
あまりにも出来ない
というのは、組織活動においては結構馬鹿にされるので伸びにくいのですが、自分一人の環境で黙々とやれるのであれば、一つの長所であると思っています。
自分を馬鹿にするやつは必要ない。
こういったことを言えば、怒られるかもしれませんが、僕は自分のことを馬鹿にするやつがいればすぐに縁を切ります。
これも一つのアンガ-マネジメントではないでしょうか。怒ることで精神を乱すのであれば、自分の気分を害する人間を徹底的に距離を取ってしまえばいいのです。
もっとも、この手段は出来る人と出来ない人がいると思います。僕は基本的に人と深く付き合わないのでこういったことが出来ます。
製造業は経験値を積むのなら悪くないと思う。
と、ここまで転職とかそういった方向性で話を進めてきましたが、製造業も悪くないと思います。
モノを作る仕事をしていると、嫌でも物事の構造を理解しようとする脳が強化されます。こういった風に物事を考える癖がついていると、問題にぶつかったときに比較的スムーズに解決できるようになるのです。
僕も工場員だったときに、この能力を磨けたおかげで、アフィリエイトがある程度上手くいったところもあるのかなと思います。
とはいえ、満足していない人はいると思います。
そういった人は、製造業で己を磨くかたわら副業でもう一つの刃を磨いても良いのかなと感じます。ちなみに僕は毎日3時間アフィリエイトを頑張りました。
多い時では1日に1万字書きました。そういった中で、一つの道で他の人よりすごくなったとき、収益というのは勝手に入って来る気がします。
今上手くいっていない人は、たくさんいると思います。
そして、今上手くいっていない人でも、ずっと努力を続けている人もいるかと思います。
ただ、その努力にちょっと飽きた時が来れば、少しだけ別のことをやってみても良いと思います。恋愛は浮気をしてはダメですが、努力は少しぐらいの浮気なら許してくれます。
僕の場合、その浮気が人生を左右する大恋愛になったのですから、バカにできないのです。
まあ、そんな感じで今回はこんな感じで終わろうかと思います。
ここまで読んで頂きありがとうございました。