最近はどんなチームでもビヨンドを初めとする高性能バットを使うようになりました。
スイングスピードの速いバッターが使うことで、「科学の結晶」は真価を発揮し、その打球はとてつもない速度で飛びます。
ホームランも増えました。ホームランと言えば一握りのバッターに許された特権でしたが、最近はそうでもなくなった気がします。
目次
1位.ビヨンドマックスレガシー
ビヨンドシリーズの最新作。
飛距離とバットコントロールの共存
というバッターの永遠のテーマを突き詰めた逸品です。
この700グラムのバットには緻密な科学計算式がつまりに詰まっています。
レフトオーバーは当然として、センターオーバー、逆方向への長打なども狙えるスーパーバット。
弊害について
凄さについて語れば、
下位打線を打ってる人がホームランを打ったり、ヒットを打っても
「レガシーのおかげだ」
と言われるほど持ち主の限界以上の力を引き出すバットになっています。
このバットの飛距離は野球をしている人ならば分かるはず。
凄いバットです。科学の結晶といっても差し支えありません。
個人的な感想
野球の打球にはライナー、フライ、ゴロがあります。
そのすべての打球がグレードアップするのがこちらのバットです。
ゴロは内野の間を抜くようになり、フライは外野の頭を超え、ライナーは外野手の目測を狂わせる。
「強い打球が行く」
というのがこのバットのメリットを簡潔に説明するワンセンテンスだと思います。
順位付けの理由
発売1年立たず、全国各所で猛威を振るっています。
当てやすく、飛ばしやすい。
野球のバッティングというのはいろいろな臨機応変さが大事です。
変化球で崩されたり、内角の速球に詰まらされる場面もあります。そしてケースバッティングをする必要がある場合もあります。
打撃一つとっても色々な型が求められるのが、昨今の野球です。
そういった中で、あらゆる場面で力を発揮してくれるこちらのバットは強力そのものでした。隙の無い強さを持ったバット。
ミドルorトップ
ミドルバランスとトップバランスどちらがいいのか。
ミドルバランスの方がいいと思いました。
とにかく振りやすいのが良いです。
それに加えて、肉厚なウレタン部分(ゴムっぽい所)が打球を捕まえるので、飛距離もかなり出ます。
スイングスピードも共存するので、空振りも減りチームに貢献できる場面も大幅に増えたと思います。
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トップ
(先端が重く遠くに飛ばしやすい、扱いにくい点は注意。)
ミドル(先端が軽く、扱いやすい。おすすめ。)
2位.MM18
ビヨンドマックスレガシーが合わない人もいますが、そういった場合、こちらを使う人も多いとのこと。
こちらのバットも性能で言えば迫るものがあります。
操作性も高く、レガシー同様に長短打を狙うことが出来ます。
振り抜きやすさからフォロースルーは大きく取ることが出来ます。
プロ野球の柳田なんかを見ればわかりますが、フォロースルーは打球飛距離の第一要素です。そういった中で、振り抜きが強く出来るこちらのMM18はレガシーとは違ったファン層を獲得していると言えるでしょう。
使ってみた感想
レガシーとは違った打感があります。レガシーの柔らかい打感ではなく、硬式球を打った時のガツンと言う打感に近いものがあります。
打感よりも結果を重視する人も多いです。しかし、それも一つの魅力です。
掌に子気味の良い感触が残るバット。
使い勝手もレガシーとは差別化が出来ています。SSKはウレタンバットにそこまで真剣ではない印象でしたが、かなり頑張った感じがあります。
その頑張りは使っていると伝わってきたような感じがあります。レガシーで悩む人はこれで決まり。
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3位.レガートゼロ
¥ポンプ込みで5万円弱
これもまた、新しく発売された高火力バットです。
ウレタンでもなく、カーボンでもなく、空気で飛ばすという風変わりなバットです。
個人的な感想
感覚が今までにない感覚なので、合わない人もいると思います。
とはいっても、ウレタンバットが出始めた時も恐らくそういったことを言う人は結構いたと思うのでぶっちゃけ「慣れ」なのかなと思ったりします。
順位付けの理由
盤石のレガシー、変わり種のレガゼロって感じでしょうか。
軟式野球のバットとして総合的に評価することを考えて、3位に位置しています。
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Amazonリンクを貼る意味:レガシーに同じです。
4位.asicsバーストインパクト
¥25410
全真芯バットです。バットが総てウレタンで出来ています。
トップバランスで、操作性はそれほどないカモです。
ただ、詰まったり先で打ったりしてもヒットになる確率は高いです。
理由は先ほども書いた通り、
全てウレタンで出来ているから。
値段も2万円程度。
ウレタンバットの中ではお買い得です。
個人的な感想
資金難でも、活躍はしたい草野球プレイヤーにオススメのバット。
というのが、個人的に抱いていた感想ですが、皆さんが思っているよりも良いバットです。
全身がゴムで出来ている、ゴムゴムの実を食べたウレタンバットなのですが、そのおかげで詰まった当たり、先に当たった当たりが。
外野の間を抜けたり、頭を超えたりします。
ミート力のないパワー系のバッターは使ってみても良いと思います。あつかえなくて、爆死しても安いのでダメージは軽傷で済みます。
順位付けの理由
とはいえ、今回の記事はバットの性能に着目した記事なので4位です。
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5位.ハイパーマッチョエアー
¥31726
あくまでミート重視のバットです。
しかし、
芯で捉えた時のマッチョは初速がとてつもなく速い。
結果的に、ウレタンバットにそん色ないほどの飛距離がでます。
それに扱いやすいということは、一発よりもシングルがほしい時、効果的に使えます。
その点は飛距離重視のトップバランスにはない優秀さです。
個人的な感想
ピンポイントの場面を紹介して申し訳ないのですが、1アウト2,3塁で使いたいバットですね。
内野は前に来ていて、外野もある程度前進している。
そう言った状況下において求められるのは速い打球です。
速くて低い打球ならば、エラーを誘いますし、間を抜ければ2点入ります。
野球で2点と言えば、すごく大きな得点であり、さらに自分が2塁に行けばさらに加点のチャンスは広がる。
チャンスでの得点効率を上げていくのならば、高い機能性を発揮していくと思います。
まさに全盛期横浜のマシンガン打線が乗り移ったバットがハイパーマッチョなのです。
順位付けの理由
バットの性能であると考えれば、確かに扱いやすさは大きなプラスのポイントなのですが、遠くに飛ばすうえではさすがにその他のバットに劣ると感じます。
そういった意味を込めて5位に位置付けることにしました。
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6位.ブラックキャノン
ブラックキャノンといって、恐らく一番飛ぶカーボンバットです。
現時点でウレタンバットの対抗馬はコイツぐらいでしょう。
操作性が良くて、弾きがよく。率を上げるうえでも一躍買ってくれるバット。
打感も小気味がいい感じで、芯で捉えることに病みつきになると思います。
個人的な感想
僕はウレタン信者なので、こういったカーボンはあまり使わないのですがこのバットに限っては別格で。
また使いたいと思わされました。
打った時の打感が手に残る感じはたまらなくて、打球もその打感に比例したものが飛んでいきます。
扱いやすいのでケースバッティングに活用できるところも魅力です。
外の真っ直ぐを逆らわずにライト前にクリーンヒットを打つ感覚は垂涎ものです。
デザインも控えめなので、使いやすいですね。
順位付けの理由
これに関しては、やはり純粋な飛ばし性能がビヨンドシリーズに劣る点が挙げられます。対抗は出来ますが、多分飛距離では確実にレガシー、レガゼロに劣ると言えます。
そういったことも踏まえ、6位です。
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※追記※2022年。ビヨンドマックスレガシーの性能について掘り下げる。
いろいろ書きました。その中で結局どれがいいの?
明日にもバットを決めたいんだけど?
という人もいるだろうと思いますが、結論から言えば、
やっぱりコイツだと思います。
確信をもって言うに足る研究ソースが無いのですが、
人によっては打率1割UPも考えられます。
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どんなバットか?と聞かれれば、打球の質がワンランク上がるバットです。
場面別に掘り下げると、
内野フライ→ポテンヒットに。
内野ゴロ→レフト前ヒットに。
外野フライ→レフトオーバーに。
凡打にあえぎ打率を落とし悔しい思いをしている、その場合、このバットはいかんなく力を発揮し、心技体のうちの「技」と「体」を徹底的にサポートしてくれると思います。
本質はヒットを生み出すバットだ。
強打者向けのバットですが、本質はヒットメーカーな部分にあると思います。
つまるところ、アベレージヒッター的な強みがあると思っています。
なぜならば、
詰まっていてもヒットが生まれる確率が高いから。
ウレタン部に当たれば、根っこだろうが先だろうがヒット性の当たりが生まれる。
鈍い当たりが出ても、そこに比例しないあたりが飛び、柵を超えていく。
そう言った場面を結構見てきたし、僕も実際に経験したことがあります。
まさにそういう点が、多くの人に愛用される理由だ。
と使っていて感じています。
使われて嫌なバットがビヨンドマックスレガシーだと思います
総括すれば、
投手が使われて嫌なバット
ここにレガシーの本質が詰まっていると思います。
また使い手のトレーニング次第では、まだまだ伸びしろがある
そもそもビヨンドは
持ち主のパワーをロスなくボールに伝える。
ことにあります。
ということで、ゴリゴリに筋トレをする。
もしくは打球へのアプローチの仕方を変える。
それによっては大幅な飛距離アップが狙えるバットではないか。
と言えます。
まさに鬼に金棒です。
飛ぶバットを使う時、忘れてはならないこと
一通り紹介しました。
一つ言えることは
飛ぶバットは打球の飛距離を底上げし。
打率も底上げする。
ということです。
さらにもう一つ言えることは
やはり使用者の実力もある程度依存する
ということです。
バッティングの原則
筋肉×技術×道具
これです。
今回紹介したのはあくまで、3要素のうちの一つだけ。
確かに打てる確率は上がるかもしれませんが、それが全てではないです。
野球に100%は無く。
いかにして100%に近づけるか?
なのです。
そういった意味では、良い道具を購入するのは素晴らしいことです。
しかしそこにかまけていては、結果が出ないことだってあります。
そこは知っておくべきであり、ですから、
日ごろのトレーニングも兼ねてマスコットバットでの素振り。
それから、自重だけでも構わないので体を動かし、キレを磨くこと。
これを意識すべきだと思いますね。
ちょっとやるだけで全然違いますよ。
名刀は、名人ありき
上の通りです。
くどいようですが、
日々の努力が必要です。
それを一野球人として言い残したかったです。